最近の学生から感じるインプット偏重について。

どうも、桜井です。

最近、大学生と話をする機会をたくさんいただいています。大学生コミュニティでセミナーをさせてもらったり、授業をさせてもらったり、私自身小さい組織ながらも、インターン生として大学生に手伝ってもらったりしています。

大学生を見ていて感じることはとても勉強熱心である、ということです。学業が忙しいのはもちろんのこと、ゼミ・サークル・バイトに加えて、社会人顔負けのビジネス書を読み、オトナたちと関係を持ち、企業へインターンに参加しています。デートはしているのか!?(いやしてないんじゃ・・・)と余計なお世話に思うほど、大学生はたくさんインプットしていると思います。

勉強熱心であること、についていろんな意見があると思いますが、一部には楽観できない世の中になってしまったから・希望を持てない社会になってしまったからだとも言われています。これまでの大人が甘い蜜を吸ってしまい、若いうちから努力をし続けなければ先行きが不安である、ということです。

私も入社当時からリーマンショックで大して甘い蜜を吸っていないので、10年以上前から世の中にも社会にも期待をしていなかったのですが、不安を感じる人は一定数いるかと思います。

しかし、私自身が学生当時、希望を持っていなかったか?というとそうでもない気もします。一方で、今は悲観論の方が強くなってしまっている。品川駅のNPが出した広告があれだけ非難されるくらいに。

社会情勢・経済状況を踏まえても、それでも私自身、大学生はインプット偏重なんじゃないか?と思っています。インプットに力を注いでいる結果、アウトプットする時間がなくなっているようにも見受けられます。さらに(もちろん経験が浅いのは仕方ないにしても)アウトプットのクオリティが低いわりに自己評価が高い。クオリティが低いことは仕方がないのですが、自己内省が足りていないため、自己を客観的に見れていないようにも思います。その結果、質の高い情報をインプットしていることに満足してしまっているようにも思うんです。

私が大学生のうちは大したインプットはせず、ひたすらにアウトプットをしていました。今思えば恥ずかしくて目も当てられませんが、その拙いアウトプットこそが成長のきっかけになったと思っています。

これは持論ですが、アウトプットの質を高めるためにはインプットではなく、アウトプットの量を高めたほうが早いと思っているため、大学生にはもっとアウトプットを増やして欲しいな〜と感じました。

また学生の段階でビジネス書やフレームワークを多用することで、「世の中の型」は理解できますが、「自分自身の型」ができないまま、社会に出てしまうリスクも感じています。

3C(Company・Competitor・Consumer)でいうと、自社(Company)がない状態です。市場や相手がどう考えているか?はわかるけれど、自分がどうしたいのかがわからなくなってしまうことになりかねない。

忙しくすることは悪いことではないのですが、悲観して自分以外の脳みそを頼りにしすぎるよくない。拙くても自分の頭で考える習慣を身につけることが大切だと感じました。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!



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