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【ヘルスケア】なぜヘルスリテラシーを身につける必要があるのか?(後編)

今回は『なぜヘルスリテラシーを身につける必要があるのか?(後編)』についてまとめていきたいと思います(前編はこちら)。
# ヘルスリテラシーを身につけるべき理由
# 今ヘルスリテラシーが注目されている背景も踏まえて

▶︎ まとめ

● 医療の高度化に伴う意思決定の複雑化(前編)
● 国によるセルフマネジメント,セルフメディケーションの推進(前編)
● テクノロジーの進歩とその活用(後編)
● コロナ禍による健康への興味の高まり(後編)

▶︎ テクノロジーの進歩とその活用

まずは,テクノロジーの進歩とヘルスリテラシーを身につける必要性のつながりをまとめてみます。

● テクノロジーの進歩から見る『ヘルスリテラシーを身につける必要性』

1)時代遅れな人間にならないために

テクノロジーの進歩によりヘルスリテラシーとデジタルリテラシーは切り離せないものになったと実感しています。
今の時代,ヘルスケアの情報を調べようと思うとインターネットで検索したり,アプリを使ったりすることが通常になっていますし,これからますますヘルスケア業界のデジタル化は進んでいくと思います。
今はまだヘルスケア管理のためのデバイスやアプリの発展は過渡期であるため,まだまだ順応することができると思いますが,これから先ますますテクノロジーが発達していくと,時代に全くついていけなくなり時代遅れな人間になってしまう可能性があります。

そのため,早いうちからデジタルリテラシーおよびヘルスリテラシーの両側面からリテラシーを高めていく必要があると思っています。

また,これは想像に過ぎませんが,ヘルスケアデータをはじめとする自身の持っているデータを提供することで報酬(金銭,社会貢献,幸福感など)を得るような世界が近い将来訪れるのではないかと思っています(頭の中で思っていることを文にするのが難しいので割愛します)。
そのような未来に備えて今のうちからヘルスリテラシーを向上し,自身のデータを適切に管理・運用できるようになっておくことが大切だと思います。

2)ヘルスケアデータの管理が楽になった今がチャンス

少し前の時代であれば,ヘルスケアデータは個人で取得・管理するものではなく(基本的には病院での問診や健康診断のデータくらい),めんどくさいもので手間隙のかかるものでした。
しかし,テクノロジーの進歩により Apple Watch や fitbit などを活用すれば時間や手間をかけずにヘルスケアデータが取得でき,かつ一元管理することができるようになりました。
# マイナンバーカードと健康保険証が連携されることでマイナポータルを通じて特定健康診断などのデータを管理できるようになるなどヘルスケアデータ活用の幅が広がっていくことが予想されます。

また,個人的な所感ですが,人間には少なからず収集癖(コレクター癖)があると思っていて,データ収集のハードルが下がったことをきっかけにデータが集まってくるとますますデータを集めたくなり,健康活動が加速していく側面もあるように思います。
# テクノロジーの進歩によりヘルスリテラシーが注目されることになった背景でもあります。

そのため,今はヘルスリテラシーを向上させる絶好のチャンスだと思っています。

個人的な体験としても本当に便利な世の中になったなと思っていて,メジャーなものからマイナーなものまで有益だと思うものはたくさんあります(以下はほんの一例)。

● スマートウォッチ:
Apple Watch,fitbit,または各種スポーツに特化したスマートウォッチも多くあります。
# 僕はトレイルランニングをするので Garmin というメーカーのスマートウォッチを持っています。

● Bluetooth 接続できる体重計:
Bluetooth 接続できる体重計はとても便利で,体重を測るだけで専用のアプリにデータを飛ばしてくれるので,手間をかけずに体重の変化を管理できます。
体重の変化が可視化されることで健康意識が高まりますし,体重の増加は生活習慣病にもつながる恐れがあるため管理することに意味を見出しやすく,継続にもつながりやすいので,最初の導入としてはとても良いのではないかと思います。
# Bluethooth 接続できる電動歯ブラシなんかもあります。

Oura Ring
最近注目されている指輪型の健康・睡眠管理デバイスです。睡眠サイクルに加えて,睡眠中の体温や心拍数,呼吸数を測定しているため,不眠の原因を突き止めやすいようです。
確かに,僕も睡眠管理したいのですが Apple Watch をつけていると気になって眠れないので結局睡眠管理はしていません(睡眠の質を高めることに集中です)。

● 健康管理アプリ:
あすけんダイエット
:食事・健康管理に加えて,管理栄養士からのアドバイスを受けることで,食生活や運動習慣の改善につなげるサービスです。無料でアドバイスをもらえるというのが良いですね
Finc:食事,体重,歩数,睡眠など『カラダのすべてをひとつのアプリ』で記録・管理できるというもの。専属の AI トレーナーがその人に合った美容・健康メニューを紹介してくれるなど,最新の技術も活用されています。
welby:『患者さんが主体的に医療に関わることができる社会に』というビジョンを掲げており,ヘルスケアデータの自己管理のみならず,さまざまな疾患領域の患者さんが自身の病気をセルフマネジメントすることを支援するアプリを多数リリースしていて,ヘルスケア領域において広がりのあるサービスを提供していると感じます。
# 僕はどれも使用はしておらず注目している程度ですが,ご自身の必要性に合わせて活用するのが良いと思います。

▶︎ コロナ禍による健康への興味の高まり

新型コロナウイルスの流行によりヘルスケアへの意識が高まったという方は少なくないと思います。

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出所:オムロンヘルスケア『新型コロナウイルス感染症の流行における意識と生活習慣の変化』の調査結果より

特に今回のコロナ禍では,背景として『外出が減り運動不足になった(運動不足が加速した)』『さまざまな情報が飛び交い自分で情報を取捨選択する必要があった』『病院に自由にかかれなくなり,自身で体調管理をする必要性が高まった』『感染症にかからないよう免疫力を高く保っておきたかった』などの理由からヘルスケアへの意識が高まったのかなと思います。

今回のコロナウイルスの大流行から学んだように,いつ訪れるかわからない体の不調に備えるためにも,ヘルスリテラシーを高めて,正しい情報のもとに行動することが大切だと思います。

取り留めのない文章になってしまいましたが,最後まで読んでいただきありがとうございました。

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