【解説編】#35「友達」

 この流れなら言えるっ!というわけで、このあたりで、長くてシリアスな詩もあげておこうかと思います。読んであまり楽しいものでもなく、意味がわかるのかも??ですので、さらっと読み流していただいても…ということで。

 この詩は大学生活も終わりの頃、大学で1番親しかった友人の事を想って書いた詩です。わたしは自分の詩をリアルで知り合いの他人にはほとんど見せず、なんなら詩を書いていることすら、めったには口にせずに今の今までも生きて来てるのですが、この友人だけには、大学生活の最後にカミングアウトして、わたしがそれまで書いてきた詩をまとめたもの一式(ルーズリーフファイル何冊にも及ぶかなりのボリュームだったのですが(^o^;))を読んでもらいました。

 その後、お互い離れた地で生活することになり、お互いに仕事なども忙しく、今では年に1度連絡を取るくらいの距離になってしまい、わたしがその後もずっと詩を書いていることも、特に伝えてもいないのですが、もし、またゆっくり会える時間が取れた時には、その後のわたしを話せたら…と思っています。

 わたしは短くて、わかりやすくて、前向きな気持ちになれる詩が好きと、これまでの解説にも書いて来ましたが、こういう感じの詩も時には書きます。もっと冷たく後ろ向きな詩もあります。それはそれで、いつかは載せたいとは思っています。

 さて、ここからは、そのような同一作家の作風の違いの話として、主にアニメソングの作詞で有名な、わたしも大変お世話になっている(# 1解説参照)「畑 亜貴」先生の作品について語りたいと思います。

 畑先生をわたしが知ったのは、たまたま観た深夜アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のオープニングテーマを聴いて、「答えはいつもわたしの胸に~冒険でしょでしょ!?」「明日過去になった今日のいまが奇跡~」というフレーズにおおっ!!!となった時でした。それからすっかり「畑 亜貴」作品のファンになりいろんな曲を聴いて来ました。
 
 その中でもわたしが1番好きな曲は『そのとき僕は髪飾りを買う』という曲です。
 これは、『ハレ晴レユカイ』や『もってけ!セーラーふく』は知ってるけど…という人には、え、これがあの畑先生の詞!?とびっくりする程、趣向の異なる詞だとは思うのですが、この歌詞を聴いて、わたしは、やはり凄い方だなぁと、なお一層、畏敬の念が深まりました。このような深い情緒が根底にあってこその、あの「曖昧3センチ!らっぴんぐが制服!谷間にDarling'darling'FREEZ!!」なのです!!!

 というわけで、まだ聴いたことのない方はぜひ聴いてみてください!茅原実里さんの美しい歌唱と相まって、本当に聴くたびに涙が溢れてきてしまいます😢
 わたしは「さみしい心を僕だけが知ってると思う それが何?~」のくだりと、「自分もいつか誇れるような大人になって申し込もう~」のくだりがとても好きです。とても奥深い歌詞なので、貼っておかせていただこうと思います。ぜひこちらも(というかこちらこそ!)読んでみてくださいね。

~fin

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