【解説編】#33「水色のシーツ」

 ようやく週末といったところで、引き続き、「色」をテーマにしているシリーズの、日曜日の詩を載せますね。

 この詩はおそらく、ほぼノンフィクションです。大学生のとある日に思ったことなのですが、あれ?もしかしたら別にその日は「曇り空の日曜日」じゃなかったのかもw水色のシーツは使ってたと思うのですがw 
 ただここで、「日曜日」であるというのはあたしにとっては譲れない表現なのです。例のごとくユーミン様の『ベルベット・イースター』の「~いつもと違う日曜日なの」のオマージュとも言えるのですが、「金曜日」でも「月曜日」でもなく「日曜日」の気持ちを書きたかったのです。

 # 7の「Flower Parasol」もですが、わたしは読んだ時に前向きになれる詩が好きでなので、出来るなら出来るだけ、そういう詩を書きたいし、他の人に読んでもらうなら、そういう詩を読んでもらいたいと思ってます。

 水色のシーツを青空の下で広げたら気持ちいいだろうな!という明るい未来を信じるような気持ちを込めて書きました。

 さて、ここからは半分余談の作詞語りですが、「水色の…」と言って、わたしが思い起こすのは、なんといっても、かの、松本隆 大先生作詞、松田聖子さん歌唱で有名な『マイアミ午前5時』です。
 歌詞の中で「~水色の午前5時~」というフレーズが出てきまして、「どんな「午前5時」なんだよ!?!?」と突っ込まずにはいられないのですがいい!!!なんだかわからないけどわかる!!!まさにこれこそ「松本隆節」とわたしが勝手に名付けている神フレーズだよなぁ!と、聴くたびに感嘆させられます。

 松本先生の作品には、それこそ「色」を使った表現が多用されていまして、最も有名なのはやはり『赤いスイートピー』ではないでしょうか。(ちなみに作曲はユーミン様です。)スイートピーが赤いのはまんまとして、なんといっても凄いのはまさに冒頭の「春色の汽車に乗って~」のフレーズですよね。「「春色の汽車」ってどんな汽車なんだよ!?!?そもそも「汽車」って!?!?」とこちらも突っ込まずにはいられませんがでもいい!!!わからないけどわかる!!!この曲を聴いた皆さんの中になぜか「春色の汽車」が見えてる不思議!!!
 他にも『小麦色のマーメイド』では「「常夏色の」夢と風」が出てきますし、『ピンクのモーツァルト』などなど、あげればきりがないほどわんさか出てくる色見本のような作品群なのであります。

 そんな松本先生の作品集では、『セイシェルの夕陽』がわたしは1番好きで、いつか(っていつだよ!?というのはさておき、)大作詞家になって、がっぽがっぽ稼いだあかつきには、あんな風に世界中を旅しながら、その情景を詩に映したいと思っているのですが、まさかの松本先生も# 27解説で書いたユーミン様のように、マンハッタンにもマイアミにもセイシェルにも行ったことがない!?とかいうヲチじゃないですよね!?!?(^o^;)

 とりま『セイシェルの夕陽』めっちゃいい曲なので、聴いた事の無い方はぜひ!聴いてみてください!

~fin

※おそらくわたしの「色」をテーマにした詩のシリーズはこれで一旦終了と思われます。詩についているタグ # COLORまく を選択していただけると、詩の中で色の表現を使っている詩をまとめて読んでいただける仕組みにしてみました。ポチっとしてお楽しみいただければと思います。

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