【解説編】#27「ピンクのお花畑」

 このたび、作家向けの創作企画を行ってくださっている『天鶩絨(ビロォド)企画』(@veludoproject)さん 
https://twitter.com/veludoproject?s
の『トルソーに花』というTwitter内企画展示に参加させていただくことになり、展示させていただいた作品になります。

 このような場で展示させていただき、もしかしたら観に来ていただける人もいつもより多いのかもと思うと、いつものぶっちゃけ解説を書くのはどうしようかと思ったのですが…(すごく意味深な内容の作品でも「実は…」てやると大体夢が壊れる傾向にある気がするので(^o^;))

 「実は…」で夢が壊れる話ですが、わたしの敬愛する松任谷由実さんの作品に『Holiday in Acapulco』という「失恋した女性がアカプルコに傷心旅行に行く」というストーリーの歌があるのですが、由実さんのラジオで、失恋した女性から「この歌のようにアカプルコに行って来ました!」と言ってリクエストがあった時、由実さんが「わたしね、実はアカプルコに行ったことないのよ(笑)。これ旅行会社のパンフレット見て書いたの(笑)」と言い、聞いていた中学生だか高校生だかのわたしはおったまげましたねぇ…。。。その時までリアリティーのある作品=実体験がないと書けない!と思っていましたから(若いね笑)。しかも由実さんの歌詞はとてもパンフレットから想像出来たと思えるようなレベルのものではなく(聴いたことのない方はぜひ聴いてみてください!!!)、プロの仕事と才能を見せつけられて呆然としました。後ろから後頭部をガツンと殴られて気絶したくらいの衝撃でしたね(笑)。しかし、その時のそのお話しから、「創作」というモノの1つの技法を学ばせていただいたと思っています。

 他にも由実さんは、やはりラジオのリクエストでなのですが、失恋した女性からの『魔法の鏡』という曲のリクエストで、「自分で書いておいてなんですけど『最初で最後の恋』とかないですから(笑)」とおっしゃったことがあってw、いやー、それを聴いた時もやはり中学生だか高校生だかだったわたしは驚愕しましたね(笑)え、詩って自分が思って無いことでも書いちゃっていいの!?!?てかそもそも書けるの!?!?って(爆)

 サカナクションの一郎さんも「別に思ったことを書いてるわけではなくて、ウケそうな歌詞を書いてる」とインタビューでおっしゃっていたそうで、それをファンの方が書いていたTwitterで知ったのですが、そのTwitterに対してさらにガチな?ファンの方が何名か「それだと適当に作詞してるみたいで語弊がある。一郎さんはもっと詩に対して真剣だ。」みたいなマジレスをしてたんですけど、わたしから言わせてもらうと、思ったことをそのまま書くよりウケそうな事を書くほうが大変だし、テクニックいりますよ(笑)。しかもそれがだだスベリしてウケなかったらどーすんですか(爆)

 というわけで、長々と語りましたが、今回はネタバラシはやめておこうかなと思います(笑)。これはわたしが大学生の22歳の時に「色」をテーマにして創作していた時の(そのあたりの事は# 25の解説にあるのでご興味ある方は読んでみてください。)作品になります。まだ大人になりかけたばかりの女性の、純潔なエロティックさを感じていただけたら本望です。

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(えぇ…外から帰宅して、タダちょっと蒸し暑くて、着ていた服を全部脱ぎ捨てた様を見て思いついたとか書かないよ絶対…←)

~fin

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