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なぜアプリに広告が必要なのか?

あなたは1万分の1のアプリしか知らない

2007年にiPhoneが登場し、翌2008年にApp Storeが開始しました。同年にはAndroidマーケットという名称でGoogle Play Storeもスタート。それからまもなく15年が経とうとしています。

モバイルアプリは溢れかえっています。2021年にリリースされたアプリ(iOSとGoogle Playの合計)は約200万本で、現在ストアでダウンロード可能なアプリの数は、およそ540万本(iOS: 180万本、Google Play: 360万本)になります。(出典: data.ai「モバイル市場年鑑2022」

一方で、日本国内のユーザー1人あたりがスマホに入れているアプリの数は平均で103.4個、そのうち利用していたアプリは38.5個だそうです。(出典: App Ape「モバイルマーケット白書 2020」)言い換えると、ユーザーが実際にインストールしているアプリはストアに出回っているアプリのうち1万分の1以下。何百万もあるアプリの中から、自分が使いたいと思えるようなアプリを見つけ出せたというのはある意味「すごいこと」なのです。

これはアプリ開発者の立場になって考えた場合、アプリをリリースしても、モバイルアプリの数が多すぎて、ユーザーにアプリの存在さえを知ってもらえないということになります。

そこで、アプリ開発者はアプリをリリースするだけでなく、ありとあらゆる手段でアプリを周知し、ユーザーの認知に繋げていくことが必要になります。

アプリインストールまでの高いハードル

ここで思い出してみてください。

あなたが最近スマホにインストールしたアプリは何でしたか?
何がきっかけでそのアプリのことを知り、インストールしてみようと思ったのでしょうか?

  • 友人や同僚に教えてもらったから

  • Twitterで誰がアプリを紹介していたから

  • テレビやSNSの広告などで見たから

  • 店頭ポスターなどで見たから

様々な理由があると思いますが、あなたがアプリをダウンロードしようと思ったきっかけ、それがアプリ開発者にとっては何よりも知りたい情報です。

アプリをインストールするのは、ただWebサイトを見に行くのとは訳が違います。
ストアでアプリをダウンロードするために認証をしなければいけないし、ダウンロード時の通信容量も気にしなければいけない。スマホのストレージ容量も食う心配もあります。
これを乗り越えるためには、なにかしらの動機もあったはずです。

ユーザーにとって、アプリを使い始めるのはとても面倒くさいことであり、アプリをインストールしてもらうことが最初の大きな難関になります。アプリの存在を知られるだけでは不十分で、アプリをインストールするだけの動機を喚起するためのきっかけになるように、アプリの利用価値を訴求していく必要があります。

さらに、実際にユーザーにアプリを使ってもらうようになったきっかけを把握し、今後のユーザー数の向上につなげるため、アピール方法自体を改善していくことも重要でしょう。

まとめ

なぜアプリに広告が必要なのか?

  • アプリをリリースするだけではユーザーにアプリの存在を知ってもらうのは困難。様々な方法でアプリを周知していくことが重要。

  • アプリをユーザーにインストールしてもらい、使ってもらうハードルは高い。その動機を喚起するようなきっかけを作っていく必要がある。


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