Makoto Taguchi

ソリューションアーキテクト @ AppsFlyer | IBMにて金融系システムエンジ…

Makoto Taguchi

ソリューションアーキテクト @ AppsFlyer | IBMにて金融系システムエンジニアとData&AI製品導入のスペシャリストを経験後、AppsFlyerでカスタマーサクセスを担当 | 専門的なこともなるべくわかりやすく書くのが目標です。

マガジン

  • アプリマーケティングとアトリビューションの話

    ちょっとマニアックな領域であるモバイルアプリマーケティング。アプリについても知りたいマーケターや、マーケティングについても興味のあるITエンジニア向けにわかりやすく解説します。

最近の記事

モバイル計測パートナー(MMP)とは何か?

MMPとは、Mobile Measurement Patnerの略で、アプリのデータを収集・整理し、アトリビューションを行うことで、広告の効果を統一的に評価するプラットフォームを提供する企業です。具体的な企業名をあげるとAppsFlyer, adjust, branch, Kochava, singular, tenjin 等が挙げられます。 日本語では「モバイル計測パートナー」もしくは「モバイル測定パートナー」など訳されています。広告主となるアプリの事業者でもなく、広告配

    • アトリビューションとは何か?

      広告にはコストがかかる 前回の投稿までに、モバイルアプリに注力すべき理由 と、モバイルアプリの存在自体に気づいてもらうためには アプリ広告というものが必要である ということを書きました。また、「アプリ広告とは何か?」という記事では、アプリ広告がどういうものであり、様々な種類があることを紹介しました。 当然、アプリを知ってもらうために広告を打つ訳ですから、一般的には、多くのチャネルで同時にアプリ広告を出すことになります。訴求される広告のメッセージやクリエイティブも異なるもの

      • アプリ広告とは何か?

        「なぜアプリに広告が必要なのか?」という記事では、ユーザーにアプリの存在に気づいてもらうために、様々な方法でアプリを周知していくことが重要であることを述べました。 この記事では、アプリ広告とは何なのか、どういう種類のものがあるのかについて実例を交えてご紹介します。 アプリ広告とは、アプリのインストールを促して新規ユーザーを増やしたり、もしくは既存のアプリユーザーにアプリの再利用を促すために出す広告のことです。アプリインストール広告とも呼ばれるような場合もあります。通常、ス

        • なぜモバイルアプリに注力すべきなのか?

          もともとWeb上にてサービスを展開している場合、モバイルアプリを重視すべきなのか?そもそもアプリ開発しなくても、Webのままでも良いのではないか?というのは最初の疑問になるかもしれません。 もちろん、サービス内容次第ではあります。例えば、経費精算などの事務作業のB-to-B向けのであれば、PCのWeb中心のサービス設計となり、モバイルアプリは補助的な入力ツールになるかもしれません。 ただ、何らかの消費行動をエンドユーザーに促すサービスであれば、モバイルアプリに力を入れるべ

        モバイル計測パートナー(MMP)とは何か?

        マガジン

        • アプリマーケティングとアトリビューションの話
          5本

        記事

          なぜアプリに広告が必要なのか?

          あなたは1万分の1のアプリしか知らない 2007年にiPhoneが登場し、翌2008年にApp Storeが開始しました。同年にはAndroidマーケットという名称でGoogle Play Storeもスタート。それからまもなく15年が経とうとしています。 モバイルアプリは溢れかえっています。2021年にリリースされたアプリ(iOSとGoogle Playの合計)は約200万本で、現在ストアでダウンロード可能なアプリの数は、およそ540万本(iOS: 180万本、Goog

          なぜアプリに広告が必要なのか?

          AppsFlyerでのカスタマーサクセスの現状と施策

          なんと今回は、CS HACKさん企画の「CS HACK Advent Calendar 2021」の5日目の記事として書いております。 Advent Calendarの記事を読むと、他の会社の現状・施策だけでなく、その中の人がどういうことを感じているかを知ると共感できる部分が多く、ハッとする気づきがあります。 私もそんな内容が伝えれればいいなあと思い、AppsFlyerでのカスタマーサクセスの現状とその施策について書きます。 カスタマーサポート、カスタマーサクセス担当の

          AppsFlyerでのカスタマーサクセスの現状と施策

          もしミルクボーイが「AppsFlyer」をネタにしたら

          角刈り:ありがとうございますー。今、非オーガニックインストールをいただきましたけれども。ありがとうございますねー。もー、こんなん、なんぼあってもいいですからね。 マッチョ:一番いいですからね。 角刈り:ありがたいです、本当にねー。言うとりますけどね。 マッチョ:いきなりですけどね。うちのオカンがね… 角刈り:わからへんのがあるんでしょ? マッチョ:そやねん。 角刈り:そうや思ったわー。何がわからへんのよ?

 マッチョ:モバイルアプリの会社でマーケターとして働い

          もしミルクボーイが「AppsFlyer」をネタにしたら

          iOS14にまつわるスッタモンダを、モバイル広告業界の外の人にもわかるように解説してみる

          AppsFlyerに入社して4ヶ月が経ちました。 かなり変化の激しい業界だとは聞いていたのですが、いきなりのビッグウェーブが来ました。 それは「iOS14」です。 Appleは6月末のWWDCにて、iOS 14からAppTrackingTransparencyフレームワークというものを導入することを発表しました。 モバイル広告業界には大きな衝撃を与える内容で、私もWWDC以降は、iOS14関連の対応に多くの時間を割いている状況です。 業界外の人にとってはかなりマニア

          iOS14にまつわるスッタモンダを、モバイル広告業界の外の人にもわかるように解説してみる

          ITエンジニアからCSMへの転職で変わったこと

          AppsFlyerというモバイルアプリの広告効果計測ツールの会社に Customer Success Manager (CSM) として転職して3ヶ月経ちました。 担当のお客様もアサインされてきて、段々、現職で求められることもわかってきましたので、前職のITエンジニアと何が違うのかについて考察してみたいと思います。 前職でやっていたこと直近5年間は、IBMでData&AI関連のソフトウェア製品をお客様先にデリバリーする部隊でITエンジニアをやっていました。 データベース、H

          ITエンジニアからCSMへの転職で変わったこと