読書感想文第一段『人間失格』

初めて読んだ古典文学ですね

大学生ぐらいの時だったと思うんで6年前かな

小説は、好きなんですが活字が苦手で

なので、慣れようと思って携帯小説の単行本バージョン読んでました

携帯小説の単行本の中に携帯小説版『人間失格』が並んでました

夏の時期だったので夏の単行本フェアの関係でわかりやすい所に

置いてありました

現代小説も苦手なのに古典文学なんて笑

と思っていましたが携帯小説って理由だけで買ってみました

文字の羅列は、横文字なので読みやすくは、ありますが

言葉の使い方が難しく読み切るのに1ヶ月半かかりました

(普通の携帯小説なら2日で読めます)

さすが古典文学、5ページも進まないうちに眠くなる

そんな感じでゆっくり読んでいきました

有名な文学小説なので友達も何人か読んでました

みんな口裏を合わせたかの様に言うのが

「あの小説、気持ちが落ち込む」

僕は、「あの小説ほどテンションが上がる物はない」

と応えます

正直、みんながどんどんテンションが下がる意味もわかります

僕も小説の中盤あたりから読むのが億劫になりました

小説の世界観にはまるあまりに自分を重ねてしまうのでしょうね

主人公が泥沼ダメ人生のレールを歩み始めるのでどんどん気持ちが落ちます

逆に僕はこの主人公を人生の反面教師として見る様にしました

このような大人になっては、いけないと思いながら読むことで

どんどん自分のモチベーションが上がり

最終的にこんなにも堕さんなダメ男がいるんだから

自分は、まだまだまとも!!と

考えると厨二病感ある人類皆敵、自分不幸みないなこじらせ思春期から

脱却することができました

僕からしたら『人生を成功に導く哲学書』的な本より

前に進める参考書になりました

今時、このようなモチベーションの上げ方は、

間違っているかもしれません

自分よりダメな奴がいる

自分の方が何十倍もちゃんとした人生をおくってるじゃないか

だから自分は、まだまだ落ちぶれちゃいないんだ

自分より恐ろしくダメな人間がいるからこそ自分を批判しなくて済む

小〜高校ぐらいならいじめに発展しそうな思想だとは、思いますが

僕は、リアルな人間社会にこの思想を持ち込まず

小説の主人公にその思想を押し付けたのでなんの問題もないと思っています

優越感っていいですよね





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