心の柔軟性
合氣道教室でたまにお借りしている中学校の武道場。
久しぶりに行ってみると、収納された畳の上には極厚マットが山積みの状態。
これから20分後には子どもクラスが始まる。
大人は私だけ。
さぁ、どうする。
1.極厚マットを移動して畳を並べる
2.畳は諦めて、横にある薄いマットを使う
3.板の床の上でできることをする
やや考えて、私は2を選択した。
(そういえば、このマットあったなぁ。)
いつもは支障なく畳が使えたので、このマットを活用することは考えもしなかった。
そのマットは、一人で運ぶにはやや重い。
しかし、山の上にある極厚マットを移動することを考えると、その判断は正解だった。
子どもたちの助けを借りずに並べることができた。
(今度は子どもたちにも手伝ってもらおう)
また、思いがけないメリットもあった。
そのマットは程よい重さがあり、床の上で滑らなかった。
ちょっと動くと隙間ができる畳に比べると、より稽古に集中できる環境である。
(畳が使える状況でも、このマットの方がいいかも)
いつもと違う状況に遭遇する。
誰もが日常的に経験することだ。
その状況を、いかに乗り切るか。
それには、「ねばならない」に囚われない自由さが大切であろう。
もし、私が「畳を使わねばならない」にこだわっていたら、今日の環境は得られなかった。
複数の選択肢を持つ心の柔軟性。
それがあれば、ピンチは新たな発見のチャンスになる。
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