桜も梅も桃もすももも、それぞれ。
(おうばいとうり)と言うコトバがあります。
桜、梅、桃、すもも。
いずれも独自の美しい花を咲かせることから、桜は桜の、梅は梅の、桃は桃の、李は李の特徴を改めることなく、生かしていくとの意味です。
梅は梅。
決して桜にはなれません。
すももは桃にはなれないんです。
でも、他を羨(うらや)まず、自分の持ち味をしっかりと全うすれば、それぞれにしっかりとしたファンがつく。
僕自身はそんな意味に捉えています。
身の丈をわきまえず、無理に上を目指してもそれは意味の無い事。
その人はその人のステージごとに、まったく違う価値を持っていると言う事です。
すももが桜を羨んでみても仕方の無い事なんです。
何より、今を一生懸命、自分の役割りを全うする事が肝心です。
私たちは”自分よりも上の人”を見ると、すぐに比較に走ります。
あの人はすごい!自分はダメだ!と。
でも実は、どんなスゴイ人にも”ダメだった時期”はあるし、梅だったり、桃だったり、すももだったりした時期があるんです。
うまく行く人はむやみに人を羨(うらや)んだりはしません。
それよりも、まず、”今いるその場所”で、個性を咲かせようとします。
桜は”桜のファン”を楽しませればいい。
すももはすもも好きに愛されればいい。
ここが重要です。
さて、あなたはどんな花を目指しますか?
あなたの個性は、見てくれる人にちゃんと届いているでしょうか?
伝わっているでしょうか?
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