★ボキャブラリーが世界を救う。
”ボキャブラリー”について書いてみたいと思います。
例えば、駅のホームで諍(いさか)いになって殴られたり、果ては殺されちゃったりする事件。
夫婦の間で、ちょっとした行き違いから、殺し合いになってしまう事件。
会社の中で辛い思いをして、やっとの思いで入った会社を辞めてしまう事件。
そうした事件の多くは、
”言葉の使い方のミス”
が引き起こしたものではないのか?と思うんです。
例えば、会議。
部下の説明に対し上司が言う一言。
「もっと、簡潔に説明出来ないのか!」
スタッフミーティングで、若手からの正しい指摘に対して、
”ウザイんですけど・・”
と言ってしまうベテラン店員。
素晴らしいアドヴァイスをくれたお客さんに対して、
”参考にさせていただきます!”
と答えてしまう従業員。
すべては、ボキャブラリーの不足に起因するのではないか?
そう思えて仕方が無いんです。
何か語るとき、何かを感じたとき。
自分が持っている言葉が豊かであれば、関係は良好になります。
持っている言葉が鮮やかであれば、場が色づき、なごみます。
・今、自分が口にするべき言葉はこれで良いのか?
・今、伝えたい事を最も適切に表す言葉はなんだろうか?
・もっと上手に伝わる言葉が他には無いだろうか?
ほんの少し、一瞬で良いから踏みとどまって考える。
頭の中で一瞬、踏みとどまって、
”あ、この表現の方が伝わりやすいな!”
と考える。
こうした癖と言うか、習性をみんなが持ってくれたら・・・・
冒頭に挙げた事件なんて起きなくて済むんじゃ無いのか?
そう思うんです。
そうした、
”一歩踏み込んで、言葉を選ぶ!”
自分らしい表現を発するために、普段から、
”言葉のコレクション”
を集める。
これが出来れば、世の中のギクシャクの多くは解消できるのでは無いだろうか?
そうとまで思えるんです。
ただ言葉のコレクションは、単に「意識している」程度では出来ません。
自分の大切な問題だと捉え、
誰か(自分を含め)を救うための道具だと考えなければ決して手には入りません。
必死でアンテナを立て、心を研ぎ澄ます。
その(泣)かでやっと手に入り始めるモノダロ思います。
どうですか?
アンテナは立っていますか?
心は研ぎ澄まされていますか?
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