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プロジェクト内で『共通言語』を持つことの重要性|プロジェクト成功を高めるために必要なこと

こんにちは。All Bridge株式会社の水谷と申します。

現在、弊社では「プロジェクトリーダー」や「プロジェクトマネージャー」育成に特化したBridge Path Programを展開しています。

これまで様々な企業の皆様からご質問をいただくのが「このプログラムを導入することで何を得られるのか」ということの1つに『社内でプロジェクトに対する共通言語を持つことができる』ということをがあります。実はこの『共通言語』を持つことは、プロジェクト成功を高めるうえで、非常に重要な要素になります。

本日は『社内で共通言語を持つことができる重要性』について、皆様にお伝えできればと思います。


事業会社でもプロジェクト案件が非常に多くなった

これまでプロジェクトというと、「コンサル」や「エンジニア」に限った話のように扱われることが非常に多かったと思います。「プロジェクトの進め方」などをGoogle検索していただくと、多くが「システム導入プロジェクトの進め方」「アプリケーション開発プロジェクトの進め方」などに関する情報が大量にあることからも、ご理解していただけると思います。

しかし、よくよく考えていただきたいのです。コンサルやエンジニアの方がプロジェクトに関わっているということは、「発注している側=事業会社」の方もプロジェクトに関わっていることが多いのです。事業会社の中にはこれ以外にも、コンサルなどの外部人材に頼ることなくプロジェクトを運用している場合も多くありますので、「事業会社には多くのプロジェクトが存在している」ことになるだけでなく、「プロジェクトを成功させることの重要性は大きくなっている」と思います。
(そもそも、「このプロジェクトは成功しなくてもいいよね」という事象は発生していないと思いますので、プロジェクトの数に関わらず「プロジェクトが成功することは非常に重要」だと思います。)

事業会社においてプロジェクト案件が多くなったことで発生する『認識相違』

入社した時から様々なプロジェクトに関わっているコンサルやエンジニアの方とは違い、事業会社の方の多くは「自分の業務(定型業務)で仕事をしている」方が多いだけでなく、「プロジェクトにこれまで関わったことないメンバーでプロジェクトを運用していく」という状況が発生しやすくなります。
(これは、事業会社にいる方を非難・揶揄しているわけでは全くありません。定型業務は世の中に対して、持続的・安定的に価値を届けていく、とても大切な仕事であると弊社は認識しています。)

このような状況になると、『これまで関わってきた業務や経験も全く異なる人同士でプロジェクトを運用しても、共通の認識がないので、上手くプロジェクトが前に進まない』ということが発生しやすくなります。このような共通言語がないために発生するのは「認識の相違」である場合が多いです。

例えば、「プロジェクトにおいては、情報共有が重要」という原理原則がありますが、「情報の共有をする必要性が共有されていなかったために、進むべき検討事項を進められず、プロジェクトが炎上してしまう」ということが発生します。

このような状況に陥ってしまう理由には「プロジェクトに関わるメンバー同士で、共通言語を持つことができていない」ことに起因していることがあります。

『共通言語』を持つことの重要性

それでは、プロジェクト内で『共通言語』を持つことはどのようなメリットがあるでしょうか。以下はその代表的なメリットになります。

①:プロジェクトを円滑に進めやすくなる

プロジェクトは期限も予算も決められた中で、成果物を出していくことが求められます。多くの制約がある中で『共通言語』を持っていると、「何を優先して取り組むべきなのか」「どの情報を共有するべきなのか」「どのような事象についてはアラートを出すべきなのか」が明確になるため、プロジェクトを非常に進めやすくなります。

②:コミュニケーションコストが減る

『共通言語』を持つことができていると、コミュニケーションコストも減ります。プロジェクトメンバー同士での不要な説明が減るだけでなく、出すべき情報をしっかりと適切なタイミングで共有するので、ステークホルダー内での安心感も醸成されます。

③:リスクを発見しやすくなる

『共通言語』を持つことで、「これはちょっと危ないぞ」というリスクを発見しやすくなります。また、問題が発生した場合には、早期に問題を特定するだけでなく、適切な対処策を検討することができます。『共通言語』を持つことでリスクに対する意識が高まり、プロジェクトの成功に向けた取り組みが強化されます。

『共通言語』を持つには、『同じ釜の飯を食う』

では、『共通言語』を持つためには、何をすればいいでしょうか?この解決方法の一つとして、「同じ釜の飯を食う」ことが有効な解決策になります。

プロジェクトが構築された初期の段階でプロジェクト内で『共通言語』を持つことができるようにプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーから共有することも必要ですが、プロジェクトにアサインされるメンバーに対して事前に会社内で「プロジェクトに取り組む際の共通言語」を伝えておくことで、安定的にプロジェクトを進めやすくなります。

そして、この「同じ釜の飯を食う」育成プログラムが、弊社が展開しているBridge Path Programになります。

Path Programの紹介

All Bridge株式会社では、プロジェクト成功を促進する『共通言語』を持つことができる育成プログラムを提供しています。

このプログラムでは、「プロジェクトにおける原理原則を、様々なケース問題を通じて学ぶ」だけでなく、「受講生同士で相互に学び合う環境」を構築し、社内で共通言語を持ちやすいように設計されています。クライアント様のご要望によって若干の違いはありますが、多くの場合「2時間 × 6回」のDay6までの構成であり、かつケース問題を事前に読んで、「自分がこのケースの主人公だったら、どのように行動するのか」を事前に考えていただく予習問題が付いている形になります。

「プロジェクトにおいては何を優先して取り組むべきなのか」「どのような情報共有を行うべきなのか」「クライアントとどのようにして信頼関係を構築していくべきなのか」などの原理原則をBridge Path Programは学ぶことができるだけでなく、「皆さんはプロジェクトにどのように活かすのか」までを落とし込む、アウトプットを重視した育成プログラムになっています。

「プロジェクトの成功を高めたい」と思っている方は、是非All Bridge株式会社までご連絡をいただければと思います。

▽画像をクリックしていただくと、Bridge Path Programの詳細を確認することができます。(PDF)

Bridge Path Program


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