ブームからバブル崩壊したセクター・個別銘柄が最低でもピークから75%株価が下落する理由

2020~2021年にコロナバブルで沸き立ったハイパーグロース銘柄が2022~2023年にかけて大暴落したことは非常に印象的であったが、中途半端な下落率で「これは安い!お買い得!」とかいってナンピン・買い向かった投資家はもれなく全員大損害を受け、再起不能レベルに陥ったのは記憶に新しい。

ここで個人的に提唱したいのは、「ブームからバブルが崩壊した銘柄・セクターは株価が最低でも75%下落しないと底打ちはしない」ということである。
それ未満の下落率で、これまであれだけ成長が期待されていた企業なんだから株価が安いというのを理由に安易に買い向かったりすると、さらなる大幅下落によって大事な資産を失いかねないことになると個人的には考えており、底値買いするにしてまずは一呼吸おいて、「このセクター・個別銘柄はブームからバブル崩壊に直面しているのだから、75%以上下落しないと底打ちはしないでしょ」と冷静になってから判断したいと思っている。
今回はなぜそういう考えを持っているかを、まずブームが起きてバブルが崩壊する仕組みから説明していき、市場のメカニズムから書いていきたいと思う。


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