Pythonで米国個別銘柄のアウトオブザマネーオプションの行使価格ごとの単価・残高・IVカーブデータを取得し図を作成する方法

相場の過熱度合いを知る上でオプションデータからその過熱度を探るというのは一つの有効な手段になっています。
特にオプションのインプライドボラティリティ(IV)のカーブと同じ騰落率幅のストライク価格のプット・コールの単価差を見ることは一つの指標となっています。

<日銀のオプションIVのカーブに関する記事>

ヤフーファイナンスUSでは個別銘柄ごとに現在のオプション状況について確認することができます。

<アップルのオプション状況>

下記のようにオプションタブをクリックして、満期日を選ぶとその満期日のオプション状況データがずらっと下に並んでいますが、数値データしか載っていないということもあり、ぱっとみてデータの読み取りが難しい(しかもインザマネーオプションも全部記載されているのでますます読み取りづらい)。

タイトルなし

しかしいちいちサイトに飛んで一銘柄ずつデータを確認していたら日が暮れても状況確認が終わらないということもあるので、今回はPythonを使ってこのオプションデータを抽出し、相場の状況を知る上で重要なアウトオブザマネーオプションのストライク価格ごとの単価・残高・IVの形状データを取得できるようなコードを作成してみた。

今回のコードのうち、複数銘柄でのサーチでは数値データを確認していくとキリがないので、図だけ描画してエクセルにどんどん格納させるように作成した。

タイトルなし

単独銘柄の場合は図だけでなく数値データもエクセルに出力させるようにコードを作成しました。
出力データは下記のようになります。

タイトルなし


今回は単独銘柄のデータ取得の場合と複数銘柄取得の場合でややコードが異なるため、詳しい開設は単独銘柄のデータ取得のコードで進めさせてもらいます。
複数銘柄取得のコードについても掲載はしておきますが、細かい解説は省略してあります。
ではコード全文とコード解説になります。


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