プログラミング初学者が投資・金融データ分析ツールをPythonで作りたいと思ったときに勉強すべき手順

一個人投資家としてより新しい投資手法や考え方を発掘する上で、やはりなんとなく投資や分析では通用しないと考え、自分はデータドリブン的な考え方を重視するために自分で投資・金融データ分析ツールをPythonプログラミングコードを使って作成してきた。
下記にその例を提示しておきたい。

①複数銘柄を始点を100として指数化してグラフ化

②CBOEサイトからオプション出来高情報をPythonでスクレイピング

③Pythonコードで出来高が増加している銘柄を見つける

その他作成したものについては全て下記マガジンに格納しているので、興味のある方は見てもらいたい。

このような自作投資・分析ツールを作成する上で自分はPythonでプログラミングすることを採用したが、実際に自作して見てPythonの便利さに感銘して、ぜひともこういう投資・分析ツールを作成するときはPythonを利用することを推薦したいと思っている。
特にプログラミング初学者ほどPythonから取りかかることをお薦めしたい。

ではなぜ投資・金融分析においてプログラミング初学者に対してPythonから手をつけるのが一番いいのか、またどのように勉強していけばいいのかを今回はこのnoteで書いていきたいと思う。
今回のnoteでは具体的なPythonコードの書き方などを教えるものではなく、全くゼロから勉強しなければいけない人が一体何から手をつけ、どの順に学べば一通り基礎的な投資・金融データ分析に活用できるようなプログラミング知識を身に着けられるかの方向性を示したものになるので、具体的なPythonコードの書き方について言及したものではないので留意してほしい。ただ勉強の仕方さえわかれば、簡単なツールなら1-2ヵ月でもきちんと勉強すれば自作することができるようになると思っているし、自分も実際にそれぐらいの期間で可能となった。

<①:Pythonを勉強する前に知っておきたい概念>

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