インド経済の成長率が中国以下にまで落ちているわけ

昨今インド経済の不調さが目立つ。
直近発表されたインドの実質GDP成長率は前年比4.5%と中国を下回り、一人当たりGDPが2000ドル台で次なる新興国スターとして見られていた国としては驚くほど低成長な数字となってしまった。
あれだけ世界の各企業がインドが次なる成長市場だと目を輝かせて進出しているはずなのに、なぜ中国に永遠に追いつけないような経済成長率しか達成できなかったのかをまとめたいと思う。
今回の記事も特に投資判断は一切ないこと、および何も特別な情報源はなく、全てはニュースや各種政府関連統計機関が発表した統計数値を用いての、やろうと思えば誰でもできる経済分析になっていることには留意してもらいたい。
また全ての材料は当方のブログに断片的に記載されているので、無料で知りたいという方はそちらで過去記事を見てもらいたい。
(ただしそちらは書き散らしたものであるので、まとまっていない)

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