なぜ株式相場でダマシが生じるのか?

よくテクニカル分析を主体としてXのつぶやきやYoutubeの動画を投稿しているというのが大量にいて、そういう人達は独自の(?)テクニカル分析で相場先行きを予測したり、過去の動きを解説している。
しかし、ほとんどのテクニカル分析者がレンジブレイクした後に、想定通りにブレイクした方向にいかず、レンジに戻ったりブレイクした方向とは逆の方向にブレイクした時に「これはダマシでしたね」と解説するだけに終始している。

ちなみにダマシとは何なのかというところからスタートする人は以下の参考HPで読んで確かめてもらいたい。

【参考HP】
だまし(騙し) - 株式・証券関連用語集 

自分はこれについては「相場を落書きしてでしか見えておらず、相場分析という観点では非常に怠慢」であると考える。
様々な要素から今相場の動きというのはダマシである可能性も考慮して株式相場というのは見るべきものであり、「これはダマシでしたね」という軽いノリで流してよいものではなく、なぜ自分はダマシに騙されてしまったのかというのをきちんと反省できていないと思う。

ということで、今回はそもそもなぜこのような「相場のダマシ」が生じるのかというのを解説していきたい。
もちろん今回解説する全てが「相場のダマシの全て」ではないので、こういうケースが多いよねということを念頭に読んでもらいたいと思う。
(相場に聖杯はないし、断言できるものなんてのは少ないのと一緒)

では解説をしていきたい。


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