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試行錯誤

ふくしとぼうさい日記123日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日夜は、認知症啓発のタスキリレー「RUN伴+三浦半島金沢区学生実行委員会~ぽんかん同盟~」のオンラインミーティングでした。
以前のnoteにもまとめていますので、良かったらご覧ください。

若者が動くと地域が動く|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nba545b546a5c

「ぽんかん同盟」結成|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n860e9f2b95b4

現在、この学生チームは、大学3年生と4年生のみとなっています。
RUN伴+三浦半島を金沢区で初めて行ったのは、2年前の2019年。
現在のメンバーが1年生と2年生だった時に行いました。

新型コロナウイルス感染拡大のため昨年のRUN伴が中止となり、今年に入って11月に実施ができるよう検討を進めるにあたり、現在大学3年生・4年生となったメンバーは、大学1年生・2年生で一緒に企画をしてくれる人を見つけておかないと、次につながらないのでは…と危機意識を持ち、どうやったら1年生2年生に呼びかけができるか、を検討しています。

大学では、基本的にはサークル活動も学外での活動が制限されており、学外でのランニング練習や、学外でのテスト実施などを企画しても、募集ができない状況があるということです。
また、ランニングイベントに協力してくれる学生が少ないのでは、福祉のイベントに協力してくれる学生も少ないのでは、募集したくてもともに学外での活動なのでそれもハードルがある…。
ではどうしたらいいのだろう、と1時間半、試行錯誤しながら話し合いをしました。

彼らの大学には、社会福祉専攻のコースそして社会福祉士を目指すコースがあります。
2年生の秋からコースが分かれるので、1年生や2年生には、社会福祉について授業以外に学んだり体験出来たり機会があると選択のための学習の機会となり、実際に助かるのでは、という発想にいたりました。

学生メンバーが口々に言うのは「RUN伴を企画してみて地域の福祉の仕組みが体験から理解できた」ということ。
RUN伴では、行政(横浜市金沢区では金沢区役所)、社会福祉協議会、地域の福祉拠点(金沢では地域ケアプラザ)、特別養護老人ホームなどの福祉施設、医療機関、そして学校を回っていき、そこでどのようなことが普段されているのか、どういう人が働いていて、どういう人が通っているのかを、実際に回る中で知りあうことができます。
また、一緒に走る人は、社会福祉士、介護福祉士、ケアマネジャー、作業療法士、理学療法士などの福祉職の他、医師、看護師など医療職、行政職員、そして福祉・医療以外の多様な参加者で、一緒に走ることで、その人が普段どんなことをしているのかを、走りながら話し、知り合うことができます。
要するにイベントに参加することで、様々な人の自立を支える社会資源と人を、走りながら知ることができ、それが「地域の福祉の仕組みが体験から理解できた」という結果になるとのことです。

福祉職においては、このことを知って社会に出る学生と、知らなくて社会に出る学生とは、かなりの違いが生じてきます。
彼らはそのことがわかっているので、下の代に伝え、RUN伴をつなげていきたいと考えていると思います。

今日はこの「地域の福祉の仕組みが体験から理解できた」ということを、伝えるオンラインの学生主催の講座を企画し、1年生2年生メンバーを増やす企画を作ってみることとなりました。
さて、どのような企画になるでしょう。

主軸は大学3年生の2名のメンバー。
早速作り始めるとのことです。

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