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福祉施設の防災対策を考える

ふくしとぼうさい日記460日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

今日は相談2件、会議2件、研修1件の一日でした。

いつもお世話になっている、小規模多機能居宅介護事業所おーばるほーむさんから、施設のよりよい防災対策についてご相談をいただいています。


海から近いこの施設で、災害の規模・内容に応じた防災対策を立てておくことはとても大切で、今までもしっかりと地域と連携して対策をとられていましたが、あらためて考えたいと、お手伝いをさせていただくこととなりました。

福祉施設での防災対策は、その施設規模によって異なりますが、立地によって、こと海や川に近い施設、崖に面している施設においても対応が異なります。

高齢者の増加に伴って、高齢被災者が増加します。
要介護者の増加に伴って、要介護高齢被災者も増加します。
高齢者福祉施設の増加に伴って、被災高齢者福祉施設も増加します。
高齢者の避難に伴う課題と、高齢者福祉施設の防災の課題は、地域全体の課題になると考えています。

福祉施設も様々な種類があります。
特別養護老人ホームや、介護老人保健施設、認知症高齢者グループホーム、デイサービス、小規模多機能居宅介護支援事業所、そして障がいのある方が通う施設もあります。

介護が必要な方の増加に伴って、様々な施設が作られていますが、自然災害に対する地域の防災対策として、福祉施設の防災強化については、地域防災の中であまり触れられてきていないように思います。

施設におられる方々の、災害発生時の一時避難場所への移動について、不可能な方もおられます。
水の災害の時に、いち早く逃げるために垂直避難が可能か、命を守る方法は施設の立地や建物の構造なども大きく影響します。

今日のご相談で、今まで自分ではアクションしていなかった大切なことに気が付きました。
市内にはたくさんの福祉施設があります。
しっかりと対策をとっていざという時に備えることを、地域も応援していくことが必須と感じています。

おーばるほーむのサポートをさせていただきながら、逗子における福祉施設の防災対策を地域でサポートできる仕組みが作れないか、きちんとアクションしていきたいと思います。

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