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混ざり合う当たり前の風景

ふくしとぼうさい日記317日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日は「混ざり合う」2つの催し、午前中は逗子市の沼間小学校地区避難所運営委員会での「混ざり合う避難所設置運営訓練」、午後は混ざり合うクリスマスイベント「みんなでクリスマス」を行いました。

まず、沼間小学校地区避難所運営委員会は、大災害時に行政の方が駆けつけられない時に住民中心で避難所を作るために日々様々な取組をしている住民組織です。
毎年1回避難所の設置と運営の訓練をしていますが、新型コロナウイルス感染防止のため役員と関係者のみの小規模な訓練とし、災害発生後に避難所を作る実践練習をしようと企画しました。
そこに、仲間の障がいのある仲間も一緒に加わってもらい、受け身ではなく避難所の体験と一緒に行う学習の場として、混ざり合う訓練として実施しました。

避難所受付

災害発生後から参集、施設の安全チェックから、簡易的な避難所設営、避難者受付と案内、避難環境の整備という流れで実施しました。

触地図で避難所概要を触って説明

どうやったら皆さんにやさしい避難所にできるか色々と考えて準備してきました。
本番想定なので、時系列に沿って、避難所を実際に作っていく行程は、必要不可欠な訓練です。
訓練をしておくことで、実際にあった時のイメージを付けることができ、いざ行う時にスムーズに行うことができます。
どなたでも安心して避難できる避難所としては、障がいがあってもなくても、みんなが助け合い、支えあう場が必要です。
混ざり合うことが当たり前に行われている、そんな避難所作りと防災体制づくりをすすめていく、第一歩となったと思います。

午後の「みんなでクリスマス」は今年で6年目の取組みです。

知的障がいのある方を中心とした生きがいづくりの場「みんなでプロジェクト」で行っているクリスマス会で、もともとはダンスパーティをしていましたが、バンド演奏を入れたことから、みんなで音楽を中心に楽しむクリスマス会として定着しました。

今日は、ずし子ども0円食堂からうまれたガールズバンド「フラワーブラック」の演奏、金沢区のチアチーム「フラッパーズ」の発表、認知症フレンドリー逗子葉山の「フレンドリー楽団」の演奏、この3つのプログラムとなりました。

知的障がいのある方を中心に、子ども達、学生達、大人たち、高齢の方、身体障がいのある方など、誰もが混ざり合う楽しいクリスマス会となりました。

両方にご参加していただいた視覚障がいのある荒木俊彦さんが3年前に行っていた言葉、「誰もが混ざり合うことが当たり前の風景を作りたい」、その言葉が心に刺さり、今も自分の目標となっています。

それから3年、色々な活動をしてきて、今日荒木さんから「だいぶ良い方向性になってきているよ」とお褒めの言葉をいただきました。

「混ざり合う当たり前の風景」が今日も逗子にありました。
これを言わなくてよいぐらい、混ざり合うことが当たり前になるように、また取組みを進めます。


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