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みんなの避難所への第一歩 後編

ふくしとぼうさい日記275日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

今日午前中は、沼間小学校地区避難所運営委員会の避難所設置のためのオンライン予備訓練を行いました。

この取り組みについては以前のnoteでもまとめていますので、よろしければご覧ください。

暑い中の作業|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nbf7f2eab0ceb

秋に備える|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n8b89e89d8270

発電機とろ水機|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/n3b9d1246f34e

みんなの避難所への第一歩 前編|服部誠 #note https://note.com/makotohattori/n/nc990d490e678

大規模災害時、市役所の職員が駆けつけられない場合に、避難所運営委員会という住民組織が避難所を開設し、自宅が被災した避難者の生活ができるようにサポートを行います。

この委員会は、地域の自治会町内会を中心に組織がされています。
自治会町内会のご担当者は毎年変わるところが多く、防災についてと避難所運営についてきちんと学習・経験する機会が必要として、いざという時に地域で動くことができるために、予備的な訓練=学習会を毎年予備的に行っています。

今日のプログラムとしては、
1、当委員会における避難所の開設条件
2、各班の活動内容
3、マニュアルの解説(初動期を中心に)
4、緊急時にあたって
このようなプログラムで行いました。

今年度の避難所運営から、感染症対策、多様性の考慮、多言語対応、この3つを中心に準備を行ってきました。

沼間小学校地区の避難所は、開設の際に10の班に分かれて運営していきます。
運営本部
総務班
名簿班
情報広報班
救護班
衛生班
食料物資班
施設管理班
要援護者支援班
ボランティア班
10のそれぞれの行うことを写真を交えて細かく解説をしていきます。

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つぎに、新しく改訂したマニュアルを一つ一つ訂正に解説をしていきます。
・災害発生から24時間
・災害発生から24時間~1週間
・災害発生から1週間~3週間
・災害発生から3週間~閉所まで
この4段階に分かれてそれぞれの役割を作っており、今日は特に初動期を中心に学習をしました。

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特に念入りに行ったのは
・感染症対策を講じた避難所づくり
・多様性の考慮をした、誰にでもやさしい避難所づくり
・多言語対応ができる避難所づくり
この3点を重点的に説明し、参加者で共有をしました。

色々な方が安心して避難できる避難所を作りたい。
東日本大震災の被災地の支援を多くの地域でやらせていただきながら、考えてきたこと。
そう思って約10年活動をしてきました。

当初はそんな配慮は必要ない、などの意見が多くありましたが、じっくりじっくりと進めてきて、今、マニュアルの改訂までこぎつけ、予備訓練ができてやっと一歩が踏み出せそうです。

12月にこのマニュアルに沿って、みんなの避難所として、障がいのある方などを避難者として協力をしていただき、避難所の設置運営の訓練を実施する予定です。


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