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皆で作る避難所

ふくしとぼうさい日記603日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

大災害が起きた時に住民が中心となって早期に避難所を作るための避難所運営委員会を約10年前からお手伝いしています。
私が住んでいる沼間小学校地区では、沼間小学校と沼間中学校が避難所としてまず開かれるところとなっており、毎年交互に設置運営訓練をしていました。

今年は沼間中学校が開催場所となり、現在10月末に設置運営訓練を開くべく、協議を重ねています。

今日は夜からこの検討を行う企画会議を開催しました。

訓練の概要として2日間行う予定で、1日目は学校の授業として、沼間中学校全生徒と先生方にご協力いただいての避難所設置訓練、2日目は住民中心の避難所運営訓練を検討しています。

避難所は、設置は行政が行うものですが、実際の運営は行政・避難者・協力者で運営委員会を組織して実際の生活を共同で続けていくものです。
その理解が足りないのでは、とメンバーの方からご意見をいただきました。

平成19年になりますが、新潟県柏崎市を中心に起こった新潟県中越沖地震に支援に行き、現地で1週間支援活動を行いました。
災害発生から14日後に行き、まだ大変だった状況でしたが、避難所の隣にできていた、災害ボランティアセンターで支援業務にあたりました。
避難所の運営は、行政の方もおられましたが、避難者の方が率先して協力して行っていた印象が強くあります。

東日本大震災の時には、まずは岩手県釜石市に9日間の支援活動に行きました。そこでも多くの避難所に伺い、不足物品などを聞きにまわり、そして届ける活動もしていました。
そこでも避難者の方が受付や、物資の整理などを率先して行っていた印象があります。

正しい知識と正しい理解、それをもっと伝える場が必要ですね。
防災の基礎理解、「防災リテラシー」と言われますが、多くの人が理解できて正しい判断ができることが、地域の防災力強化になると改めて感じています。

できることを日々しっかりと。
積み重ねていくことで、伝え続けていくことで、地域が変わります。


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