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ふだんのくらしのしあわせ

ふくしとぼうさい日記348日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。

「ふだんの くらしの しあわせ」
福祉ってなに?と説明をするときにお話する言葉です。
ふ・く・し、の文字をとって表していて、福祉教育の場でよく使われます。

日本福祉大学の原田正樹先生がこの言葉を教えていただいたのは、平成14年。
私が前職の逗子市社会福祉協議会で、3年目の時に初めて行った福祉教育セミナーという所で原田先生をお招きし、そこでお話をしていただいた内容が、今でもずっと心の中心にあります。

ひとりひとりの普段の暮らしがあります。
ひとりひとりの身体や心の状況は違います。
ひとりひとりが暮らす中での幸せも異なります。
ひとりひとりが幸せに感じることができることをあたりまえにすること。
誰もが誰かのサポートを受けて暮らしています。
サポートの種類が違うだけで誰でもがサポートを受けています。
しかしサポートがないから幸せに思うことができない人がいます。
誰でも自分が幸せに感じることができるように壁のない社会を作っていくこと
そしてこれが「ふだんの くらしの しあわせ」=「福祉」の意味です。

今日午後は、毎週火曜日の逗子浜ウォークと歌の会と、認知症カフェについての打ち合わせ会でした。

逗子浜ウォークと歌の会には、8名の方がご参加されていました。

今日の逗子海岸は砂が舞うほど風が強かったですが、海がエメラルドグリーンでとてもきれいな景観でした。

参加者のお一人が「まあ、きれい!今日も来れて幸せね」とおっしゃっていました。
ふと原田先生の「ふだんのくらしのしあわせ」が頭によぎりました。
この健康づくりプログラムは、皆さんの「ふだんのくらしのしあわせ」の一つになっている。
そう実感すると、プログラムの大切さを改めて感じました。

その後の認知症カフェという、認知症の方やご家族の方がホッとするスペースを作る打合せでも、大切な要素が話されました。
一番大切なのは認知症ご本人とご家族であること。
その方々が、来てホッとできる、やりたいことができる、そんな場を作ろう。
気軽に来れて外に出て活動ができることが「しあわせ」につながるのではないか。
このことを中心に据えて、話し合いを2時間行いました。
認知症ご本人の方ご家族の方を中心に、ちょっと幸せを感じらえる場ができたらいいなと感じます。

皆さんにとっての「ふだんのくらしのしあわせ」は何ですか?

誰もが支えたり支えられたり、それが日常の当たり前です。
「ふだんのくらしのしあわせ」の障害になっていることはきちんと解決したいです。

このことをより多くの人に伝えながら、日々活動して行こうと感じます。


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