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中越地震復興そしてイノベーションシティへ 新潟県長岡市

活動報告vol.1003

11月7日から9日の3日間、逗子市市議会総務常任委員会で行政視察に3つの市にお伺いしてきました。

視察内容について、3回にわけてご報告します。

今回ご報告するのは新潟県長岡市。
上越新幹線で東京から約2時間で行ける新潟を代表する都市のひとつです。

長岡市でお伺いしてきたのは、2004年に発生した新潟県中越地震を伝え防災教育を行っている施設と、イノベーションシティとして日々進化しているデジタル社会への対応を行い大きな成果を上げている長岡市役所の2つでした。

まずは、新潟県中越地震を伝承する「長岡震災アーカイブセンターきおくみらい」という施設。

地震が行った震源地から、被害を受けた周辺地域の状況、復興への道のりを細かく伝えてもらいながら、震災の教訓から得た避難所生活や災害準備品のノウハウについて、たくさん教わりました。


私は2007年に発生した新潟県中越沖地震の現地支援から防災活動を始め、新潟にはとても思い入れがあります。
地震についての詳細な情報に驚愕し、また最新の避難所用品についても多く学ばせていただいた貴重な時間でした。
早速ご紹介いただいた物品をテスト的に購入してみたいと思います。

次は長岡市役所で、行政のDXについてお伺いしてきました。

長岡市では、長岡版イノベーションをかかげ、全庁的にデジタル化への対応と、具体的な業務改善をはたされています。
RPAという単純作業をコンピューターが自動で行うシステムの活用、AI-OCRという手書き文字をコンピューターでデータ化するシステムの活用を、統括するセクション、各課でのDX担当者の育成を通して庁舎全体で進め、年間18,600時間の業務削減をはかっている事例をお聞きし、驚愕しました。
またイノベーションをスローガンに、若手職員のチャレンジができる体制づくりや、行政事務効率化から市民生活向上、ひいては新たな人材の育成、産業の振興、起業促進につなげて大きな成果を上げている点に、感嘆しました。
逗子市が目指すひとつの大きな見本、そしてモデルになると感じました。

過去の教訓をしっかりと生かす行政。
日々進化する社会への柔軟な対応ができる行政。
創造的な業務ができるイノベーションんを推進する行政。
逗子市にも今回いただいた内容がきっと活かせると思います。

百聞は一見に如かずといいますが、長岡市の行政視察をさせていただき、今後の街づくりの大きなヒントをいただきました。

ご協力いただきました長岡市役所の皆様、誠にありがとうございました。

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