「まごの手」から全て始まった
ふくしとぼうさい日記328日目。
日々の活動であったことから、思ったことを綴っています。
今日は、逗子市池子にある東逗子第一団地というところの住民サポートチーム「チームまごの手」が運営する「まごの手サロン」にお邪魔してきました。
もう何年ぶりになるでしょうか。
とても久しぶりな、まごの手サロン。
ご近所の高齢の方が6名、スタッフが5名と少人数でしたが、今日は久しぶりに歌の会をやるとのことで、ギターを持参し、現在の代表のNさんのピアノやハーモニカとあわせ、約90分間たっぷりと演奏をさせていただきました。
久しぶりに長い時間ギターを弾いたので、左手の指先が痛くなりました。
とても楽しい時間でした。
「チームまごの手」が生まれたのは今から16年前の2005年ごろだったと記憶しています。
今日もいらっしゃっていましたが、当時の自治会長のHさんからの発信がきっかけでした。
東逗子第一団地は、昔ながらのエレベーターのない集合住宅です。
そこで高齢の方の孤立死が数件連続で出たことから、当時社協のこの地域の担当だった私に連絡がきました。
どうしたら孤独死を防ぐことができるのか…
民生委員さんや自治会役員の方も交えて数回にわたるミーティングの末、知り合う場を作ろう、そして来てくれた人をそっと見守ったり、ゴミ出しや電球交換などちょっと困ったことを手助けするチームを作ろう、かゆい所に手が届く「まごの手」のように。
そのような話し合いをしてできたのが「チームまごの手」でした。
話し合いの後、映画上映会からスタートして、音楽やお茶のみ場にもなり、サロン活動として定着をしていきます。
助け合い活動も、手伝ってくれるメンバーが増え、各棟ごとにメンバーができて、民生委員さんと連携し、きめ細かいご近所支え合い活動ができました。
その2年後の2007年。
地域の見守り・買い物支援活動を進める厚生労働省のモデル事業「安心生活創造事業」という全国55か所のみのモデル事業の公募が出て、この「チームまごの手」のようなきめ細やかな活動が逗子市内全域に広げられないかと徹夜で企画と申請書を作成し、モデル事業の採択となりました。
現在は「地域安心生活サポート事業」と名前が変わり、お互いさまのサポート活動として、「チームまごの手」を含め、逗子市内27チームが活動するように広がっています。
この「チームまごの手」があったから、逗子市の地域福祉活動は広がっていきました。
全てがここから始まったといっても過言ではないと思っています。
この地域には住んでいませんが、今日、正式にチームの一員として加入をさせていただきました。
大好きなまごの手の一員となれて、とても嬉しく思います。
私にできること、ちょっと頑張ってみたいと思います。
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