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中学生・高校生のボランティアを考える

ふくしとぼうさい日記785日目。
日々の活動から、街の課題解決のチャレンジをしています。

今日夜は、逗子葉山の中学生高校生によるボランティアチーム3.11つなぐっぺしの定例会でした。
2013年に立ち上がり、現在9年目、今年9月で10年目を迎えます。

今日の主な議題は「どうやって新たなメンバーを集めるか」。
現在3.11つなぐっぺしは約20名の学生が所属し、活動をしています。
主軸となっているのは現在高校2年生のメンバー。
そして現時点で一番多いのが高校2年生のメンバーたちです。
4月から高校3年生になり、受験を控えています。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で新たなメンバーを増やすような活動がこの2年間十分にできなく、中学生・高校1年生もいますが人数は少なく、またメインで参加できるメンバーも少ないことから、次の学年へのバトンタッチがなかなかできづらい状況にあります。

今まで実施してきたことを振り返り、どの取り組みが新たなメンバーを増やしていったのか、その検証から今日はスタートしました。

今まで、被災地へのバスツアー、防災遠足、高校生チャリティーライブ、防災人形劇、募金活動、崖地調査活動、食のイベントなど、多くの企画を行ってきました。

よくあるような講座や体験会を企画しても、なかなか来てくれないのでは…。
真剣なまなざしで、約2時間半議論をしました。

学生の多くが一番関わりやすい入りやすいのは募金活動であること。
中学生への周知方法は逗子にある一方で、逗子在住の高校生につたえる手段が少ないこと。
様々な意見を出し合って、現在大変な状況にあるトルコ・シリアの支援募金活動を、常時メンバーを募集しながら、3月・4月に行ってみることとなりました。

学業、部活、塾、高校生はアルバイトなど、本当に忙しい学生の皆さん。
その中で主体的なボランティアをしてくれる学生を、どのように増やしていくのか、大学の研究授業のような2時間半でした。

東日本大震災から12年が経ち、復興支援の意識と、地元の防災意識も、やや薄れている傾向を感じます。
その中での新たなメンバー確保はなかなか難しい現状です。

学生だけではないですが、ボランティア活動は、楽しさがないと続きません。
その楽しさをどう伝えていくのかも、課題です。

試行錯誤となりますが、まずはやってみることから。
忘れないつなげていくための学生たちの活動です。

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