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部屋

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連載中の小説マガジン。 ある日、起きると真っ白な壁に囲まれた部屋にいた。 心当たりはない。
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#短編小説

部屋 第10話

おれはいくつかの番号を書き出した。 家族の生年月日、携帯の番号。 8桁の番号は思いつかな…

部屋 第9話

おれはタッチパネル式のボタンをみつめていた。 「いったい何の数字を入力すればいいんだ」 …

部屋 第8話

その扉はシングルベッドいっぱいの大きさだった。 おれはこの扉の上に寝ていたのだ。 金庫の…

部屋 第7話

壁に手をかざすと、手が光った。 壁が光を放ち、この部屋を明るくしている。 光の発信源は外…

部屋 第6話

包み紙からA4用紙を一枚取り出した。 紙質は良い。厚く、滑らかだ。 「ここに来て何日経った…

部屋 第5話

「確かに良い案だとは思う。でもこれじゃ通せないぞ。しっかりと現状把握をしたうえで、その根…