シロクマが好きな君

何がきっかけかわからないけど、ふと君の顔が頭に浮かんだ。一度浮かぶと、しばらくは離れてくれない。だから、こういう時はいつも、君のことを思い出したついでに君との記憶も一緒に引っ張り出す。

出会ってから８～９年経つのに、君との記憶のほとんどは高３の頃のことなんだ。その前にも後にも、愛おしい記憶はもちろんあるんだけどね。

つくづく思うよ。君は本当にずるい人だし、私はいつも重い人間だ。私はいつも追いかけるばかり。

最後に会ったのはいつだろう。
最後に話したのは、ご飯に行ったのは、
君から連絡が来たのは、
リアルタイムでLINEしたのは、
何かをプレゼントしたのは。
最後に君が私を思い出したのは、いつだろう。
どれもこれも、わからないものばかりだよ。

たまにふと思うんだ。君はもうこの世にいないんじゃないかって。もしかしたら、もう二度と会えない存在になってしまったんじゃないかって。君ならありえると思わない？いつも知らないうちにどこかへ行くあなたなら。

「気分転換に散歩してたよ。」なんて言いながら、また ふらっと目の前に現れてくれないかな。

待ってるよ。