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聖地 St Andrews(TBC28)

少し時期は前後しますが、クラウドを検索したら写真が出てきたので懐かしさのあまり投稿します。昔話なので眠くなるかもしれません。
ゴルフ好きで少し歴史に関心のある方なら誰でも知っている「ゴルフの聖地」と呼ばれているゴルフコースがあります。
St Andrews Old Courseセントアンドルーズ・オールドコース
日本で桜田門外ノ変があって大老井伊直弼が暗殺された年、1860年に始まった全英オープンゴルフはプレストウィックで12年間行われましたが、13年目はここセントアンドルーズに会場を移しました。

ゼンザブロニカGS1という6×7フィルムカメラで撮影しました


今年で151回目を数える歴史あるこの大会はイギリス(スコットランド・アイルランド・ウエールズを含む)の複数のゴルフコースを持ち回りで開催されますが、2023年の開催で30回を数えるのはこのコースだけです。おそらく他のコースはその半分にも達していないのがほとんどでしょう。

雑草が生い茂るラフ

イギリスの海岸に作られたリンクスと呼ばれるコースは常に海風に晒されて、ファウェイ以外は草や灌木が生い茂り一度打ち込むと確実に1打以上の罰を受けます。
名物ホールが幾つもあって、ホテルを越えて打つコースや

垂直に掘られたクリークに落ちてスコアも落とし、残念な思いで渡ることから嘆きの橋と名付けられた石橋もあります。

絵にも描かれています
イギリスは古き物にこそ価値を見出す

1995年7月、私はゴルフ中継の仕事でこの地を訪れ、空いた時間を見ては相棒のゼンザブロニカGS1で多くの風景を切り取りました。

1995年は私にとって転機の年でもありました。
1月に阪神淡路大震災があり、3月にはオウム真理教が地下鉄日比谷線にサリンを撒きました。震災でマスメディアの無力さを知り、日比谷線を通勤に使っていた私は1日違えば自分がサリンを吸っていたはずでした。
そして6月、娘が生まれて私は父親になり、住み暮らしていく環境について考えるようになりました。

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