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福祉のお金(3)

 何だかんだで(3)まで書くことになってしまいました。すみません。
ただ、それだけ重要なことなのは確かです。

 今回は、実際の職員への給料について、思うことを書きたいと思います。
給料は高い方がいい! それはみんな思っています。でも、限界もある。
 「福祉・介護職の給料」で考えるといくつかの選択肢がある。
①法人の種類  社会福祉法人、医療法人、NPO法人などである。
 母体によって給料も違ってくる。
②対象者  高齢者、障がい者、児童などである。
 この中では高齢者が高収入かな?
③施設系か、通所系か、訪問系か。
 利用者や施設の規模によって、利用者の数によって変わってきますが。
④正職員か、非正規職員(パート)か。
 もちろん、正職員の方が給料がいい(のか?)。正職員で時間(月160時間)で割ってみると、あらビックリ! パートよりも時給が低いことがある。

 こう書いてしまうと、医療法人の高齢者の施設(病院)の給料がいいのか、というとそうでもないこともある。
 働きやすさというか、人間関係のことも気にしてしまいます。
 では、NPO法人の児童のサービスがいいのかというと、これもそうではないこともある。
 職員が少なくて、負担が大きくなってしまう。
 うーん、じゃあ、どこで働けばいいの?
 給料のことを考えずに働くのなら、自分の働きやすいところでいいと思う。ハローワークの求人票などに書かれている内容は求職者を呼ぶためのもので、実際には面接での話になると思う。

基本給とは別のものを考えてみると
①〇〇手当
 資格手当、通勤手当、職務手当、精勤手当、夜勤手当、宿直手当、時間外手当など
 資格手当は国家資格者に対して支払われると思っていた方がいいかな。絶対あるとは思わない方がいい。
 夜勤手当は、僕が昔働いていた施設は1回5000円でした(17時~翌日9時)。だから、月に何回夜勤・宿直をしたのかによって変わってくる。ただ、1か月にできる回数には限りがある。労働基準法が関係してきます。
②処遇改善加算、処遇改善助成金
 「お金の話(2)」にも説明したから、内容は触れないけれど、サービス種別によって金額も変わってくる。
 一応、国からは「介護職員の給料に1.5万円上乗せ」となっているけど、どうなんだろうね。処遇改善助成金は職員の「給料」に充てられることが条件だから、設備投資や備品購入や借金の補填に充てないようにとされているはず。
③昇給
 多分4月が多いと思う。昇給額は頑張り度や勤務年数によって変わってくると思う。
④交通費(ガソリン代として)
 訪問系と施設・通所系では計算の仕方が変わってくる。訪問系では1㎞あたり〇〇円が多い。施設・通所系では1か月あたり〇〇円が多い。
 ちなみに、施設・事業所で就業規則を閲覧できるか分からないけど、可能だったら見てみることをおススメします。

 そこで一言。
 「副業」は出来るの?

 会社や事業所の規定によって変わるけど、今の事業所は「本業に支障のない範囲でなら可」と言われてます。前の事業所は良い顔はしなかった。僕がこうやってコラムを書けるのは、転職して前と比べて時間ができたからである。また、研修のファシリテーターや講師をしていたりする。

 今回のまとめとしては「給料はどう使おうかは本人次第だけど、稼ごうと思ったら、色々計画を立てないと後で困るのも本人」ということ。本業での勤務管理(夜勤のバランス等)、本業・副業のバランスを考えないとね。

 まぁ、読んでいる方はよーく分かっていることだとは思いますが。

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