勿忘草



言葉が陳腐なものに変わる瞬間を初めて知った。

髪を撫でた柔らかなぬくもりに抱かれる心地良さですべて許されたような気がしてしまった。

拒まないよ
拒まないで

忘れないよ
忘れないで

君を忘れることを怖いと思った。

教えてくれた歌、わたしにくれた言葉、一緒に過ごした時間を、君の熱を思い出す。

会いたいよ。
痛いよ。

私を忘れないで

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