Twitterにあげた詩まとめ⑧
『西暦20??年』
校庭でおしくらまんじゅう
雪が降ってたよ
ランドセルが砂まみれだ
椅子から崩れ落ちた時
目玉焼きが頭に落ちた
髪の毛が卵まみれだ
もう要らないから
脳みそはどこかに転がす予定である
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『きみが痛い』
生きていることが痛い
あなたを言い訳に今日まで生きている
ね、わたしあなたの養分になれなかったって知ってるの
だからもう腐ってしまいそうだ
滅茶苦茶だよ
ぜんぶあなたのせいにしたい
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『思い出したくない』
忘れないで、だなんておもわない
忘れておくれ忘れておくれ
どうか
また初めから
やり直す必要も無い
忘れてくれ、忘れたいんだよ
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『心的外傷』
君の拳のせいで痣が出来そう
私の手のひらのせいで君は鼻血を出した
だからこれで仲直り
脳が震えるものや触れるものしか
わからないからね
液晶の向こうの事なんか私、知らないの
君の鼻にハンカチをあてがう
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『狭い箱』
他人にあたたかさを貰った
ドラマみたいだと思った現実味がなかった
小銭を数えています。
そう言って壊れたネックレスの部品を床から拾い上げる
人魚になりたい
泡になって死ぬのなら拭き取るだけでいいので
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『有機物たち』
あと何回泣いたら芽が出ますか
芽が出ることに意味なんてあるのかなあ
せんせい。
「芽が出たら花が咲いて枯れてゆくのです」
「意味なんてありません、それは僕らすべて同じです」
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『春のひかり』
天使が行列を作っていて
窓から色とりどりの折り紙たちが放たれた
救われるのかもしれないと僕は思った
天国はいつも春なのですか?
救われると信じてやまない
救われなかったら、どこに逃げればいいのだろう
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『あなたの文学を教えて』
例えば、電車の中。
―学生の声―
例えば、駅前の雑踏の中。
―サラリーマン風の二人組の声―
例えば、風の中。
―.........―
例えば、雨。
―......?...―
例えば、ぼく。
僕は、何?
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『太陽』
あなたが輝いていて
眩しくて、くるしかった
どうか今日も輝いて
あなたがずっと光でありますように
私の知らない場所でも
光でいてください
(本当はあなたの光に燃やし尽くされたかった)
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※タイトルなし(寝る前のツイート)
インタァネットを泳いで暗い部屋で
安心しておやすみ
夢に接続されるのは前頭葉だね
おやすみ
かなしい夢を見たら前頭葉を取り外せば、そうすればきっとしあわせ
おやすみおやすみ
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