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1,000円以上の爪切りをはじめて買ったら最高だった

1,000円以上する爪切りをはじめて買いました。

日本が誇る貝印の関孫六シリーズの爪切り。
定価1,430円。
購入価格は1,090円。
(amazonでさっき見たら1,000円切ってたぞ)

きっかけはNHKの探検ファクトリーという番組。
漫才コンビ・中川家と吉本新喜劇の座長すっちーの3人が各地の工場を巡り日本のものづくりの凄さを体験するというお勉強系番組。

工場って面白いですよね。
子供がいたら工場見学に1回くらいは行くんではないかなぁ、と思うんですが
工場見学は大人が行っても面白い。
むしろ大人の目で見た方が改めて学ぶところも多いような気がします。

僕も昔、製造業の営業担当のをしていた頃、ファスナー工場とか目薬工場とか見学させてもらいましたが、いや面白い。
「工場見学 ◯◯(近所の地域名とか)」で検索すると色々出てきますよ。
ぜひ、機会があれば一度行ってみて下さい。

さて、その探検ファクトリーで紹介されていたのが爪切り工場。
爪切りなんて、旅先で「あ、爪切り忘れた」てな感じでコンビニとかでせいぜい300円くらいのものを買うくらいしか気を使ったことがありませんでした。

ところがこの貝印さんところ爪切り工場は岐阜県関市にあり、なんと400種類もの爪切りを作っているシェアNo.1だったのです。

400種!!
そんなにバリエーションがあるのか、とまずはその数に驚いてしまう訳ですが。
たかが爪切り、されど爪切り。
いかにストレスなく気持ちよくキレイに爪を切るのか、研究に研究を重ねた匠の技が爪切りにふんだんに使われていることが紹介されます。

まぁ普通の想像できるのは、実際に爪を切る刃。
切れ味だったり、形状だったり(緩やかにアーチを描いているだけかと思ったら、用途によって直線の刃とかあるんですって)、素材だったり。
そして、製法も日本古来の刀と同じ作り方のものがあったり。
まぁ、その奥深いこと。
まさにフェティッシュの世界。

そして、爪に刃を当てて「パチン」と切る訳ですが、その時に影響のあるパーツがテコの部分。
(赤ちゃんやペット用にはハサミ型の爪切りもありますが)

このアーチや反発度合いにもこだわりが色々あるみたいです。

そして、そんなこだわりの爪切りを見ていたらなんか爪切りが欲しくなってきた。

早速、ヨドバシさんで「貝印 爪切り」で検索すると色々出てくる。
500円程度の比較的安価なシンプルなものもあって、
「あ、これウチにあって使ってるやつだ」
知らず知らずに貝印の爪切り使ってました。

で、選んだのがこの関孫六ブランドの爪切り。
まさに探検ファクトリーに出てきた工場の立地関市由来の刀匠。
もちろん爪切りだけでなく、包丁などもつくってる刃物づくりの由緒ある土地だったんです。

ボケててすみません

パカっと開くと出てくるKAI印ロゴとSTAINLESS、MADE IN JAPANの文字。

手に持つとずっしりと重い。
なんだか上がるなぁ。

実際に指の爪を切ってみましたが、これまで爪切りで想像していた「パチっ」て感触ではなく、刃が爪にあたって「ヌルっ」と何の抵抗もなく爪が切れる。
この感触は今まで感じたことのない切れ味。

なるほど!これがそれなりにしっかりと作った爪切りなのか

高いといってもいつもの倍くらいの値段。
それも1,000円ちょっと出してこの感動は結構いいかも。
(もちろん上を見ればもっと高級なものもあるんでしょうが)

これでもう一生爪切りは買わなくていいかもしれない。
良い買い物をしました。

<了>

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