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国産エレキギターブランド「FERNANDES」倒産

国産ギターブランドの「フェルナンデス」が倒産したという衝撃的なニュースが飛び込んできました。


え、マジか!?

フェルナンデスで検索してみると、なんと既に「廃業」の掲示が。早いな。

本社所在地は埼玉県戸田市だったんですね。ご近所さんだったのか。

フェルナンデスのサイトはもちろんまだ閉鎖はされていないですが、お知らせにも同様の内容が掲載されていました。

そうか。
ギターが全く売れてないというニュースは数年前から聞こえては来ていたけれど、倒産までするとは。

そんな「ギターが売れない」のが本当だったのかと最初に驚いたのが、2018年5月のギブソン破産宣言でした。
まさか、あのギブソンが!?破産?
フェンダーとギブソンといえば、ストラトキャスターとレスポールの2大ギターモデルじゃないか。
その1つが破産するなんてあるのか?

ナッシュビルのギブソン工場見学にも行ったことあるし。
最初に買ったギターもレスポールモデルだった。

「ジミー・ペイジよ、ギブソンを失うなんてことは出来ないんだから、あなたの資産で買い取ってあげてくれ」

結構、冗談じゃなくそんなこと思ってたら、リーバイスが再建に手を上げてくれたんですね。

そんなこともあったので、フェルナンデスもきっと誰かが支援してくれんじゃないかと信じています。
ユニクロとか。駄目か。

負債総額は4億3389万円だと東京商工リサーチの発表だが、うーん、その程度かというのが正直なところ。
それでも、全く返済の目処が立っていないとしたら、それはそれでやっぱり無理なのか。

僕ら昭和30~40年代生まれのロック好きのバンド小僧にとっては、ハードロック全盛期だし、ギターは花形。
ギター・ヒーローなんてのもいました。

最初に手に取るのはきっとみんなギターで、ギブソンやフェンダーの海外ブランドは買えないので、国産のコピーモデルを買うというのが一般的だったか。
僕はKISSの大ファンだったから、最初に買ったのはサンバーストのレスポール。アリアプロIIで45,000円くらいだったと思う。
次に買ったのはトーカイのストラトモデル。

世代がもう少し後だったら、フェルナンデスのギターを使ってた日本のアーティストも多かったので、フェルナンデスも選択肢だったんだろうけど。
僕の時代はフェルナンデスはZO-3で有名になったのかな。
赤いZO-3は買いましたよ。
電池駆動のアンプが内蔵されているコンパクトギター。
チューニングも甘くておもちゃみたいなギターだったけれど、ヒットしたよね。
子供バンドでうじきつよしさん達は確かライブでもZO-3持ち出して弾いていたような気がする。

それからXのHIDEモデルとかアーティストモデルを出してきて有名になっていったのかな。

なので、個人的にはそんなにフェルナンデスというメーカーに思い入れがあるわけではないけれど、国産の老舗のギターブランドが倒産するというのは元バンド小僧としては悲しいものがあります。

一時期ほどギターが売れないというのも少し回復してきているような気もするんだけど。
なんだかんだでギターロックのインディバンドもどんどん出てきているんじゃないですか?
だから、全盛期ほどにはならなくても、やっぱり国産で品質のよいギターをアマチュアも手に取りやすい価格で買える、そんなブランドは消しちゃいけないんだと思う。
とにかく早くどこかが手を上げて再建を支援してくれればいいのに、と勝手あ消費者の意見ですが。

<了>

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