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思わせぶりな展開で終わったシーズン1 『インベージョン』

Apple TV+で配信しているオリジナルドラマ『インベージョン』を観終わった。

2021年12月にシーズン1 最終話が配信されているドラマなので、何をいまさらだけども。

シーズン1 は全10話。
過去に「インベージョン」というタイトルのSFドラマはいくつか制作されているが、こちらも同じく「エイリアンによる地球侵略モノ」だ。

ストーリーは別々の場所登場人物達のエピソードが並行して描かれる群像劇だ。

登場人物は世界各地に散らばっている。

・アフガニスタンに派兵されているアメリカ軍の黒人兵士
・ニューヨーク在住のインド系の一家
・イギリス ロンドンの中学生(かな?)の少年少女
・東京のJAXAを思わせる宇宙ロケット発射基地の技師

エイリアンが地球に侵略し、各地で一斉に攻撃をしかけた時に、それぞれのの登場人物達は?
という感じだが、
正直最初は、エイリアン?かどうかも視聴者も分かっていない。
それらしい姿が映されるのは、最終話に近くなってからで、それまでは何が起こっているのか登場人物たちも分かっていない。

映像はさすがApple TV+オリジナルといえるもので、
物語のスケールも大きく最初はかなり期待させられた。

そして、何と言っても今作では東京も舞台になっていて、
NETFLIXオリジナルドラマ『サンクチュアリ -聖域-』でも重要な役を演じていた忽那汐里が東京編では若き天才技師として主役で出てくるし、
宇宙で攻撃され行方不明になる飛行士に菊池凛子も出演している。
そして、海外ドラマ日本人役にありがちな「カタコト日本語」はほとんどなくて、ほぼネイティブな日本人役者を使っているようで違和感がなかった。

しかし、謎が多くあまりに物語の展開がゆっくりなので、少し焦れてきて、
エピソード5話くらいまでは、1話みてはしばらく放置して、また1話だけ観て、となかなか続けて観るのに苦労したのが事実。

エピソード6で、米大統領がエイリアンに全世界同時に侵略されていることを演説してからは一気に物語が進むので、かなり観やすくなったが、
どうも海外ドラマの良くないところが出ているような印象だった。

それは、

シーズン2以降に続けるために、謎を謎のまま引っ張って回収しない

というところ。
海外ドラマは、視聴者の反応によってそれこそ脚本も変わっていくらしいので、なかなか終わりが見えないもどかしさがつきまとう。

今作も結局、エイリアンが侵略してきて攻撃して小休止したが、で?
という感じで宙ぶらりんのまま終わってしまった。
最終話を観終わった時の感想は
「なんじゃ、こりゃぁ!??」
という感じ。
「何も分からんやんけ。シーズン2あるんかい!?」

さっき調べたところ、シーズン2は8月から配信開始されるらしい。

うーむ、よく考えたら完全に制作者側の策略にハマっているようにも思う反応だけど。

出来れば、終始思わせぶりな展開で引っ張るだけでなく、シーズン中のエピソードでカタルシスを味あわせて欲しい訳ですよ。ったく。

来月、シーズン2観るぞ。

<了>


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