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台湾旅行2日目〜ザ観光スポット九份と意外に感動した十分の天燈上げ体験

台湾旅行2日目。
昨夜は旅の疲れで23時半に寝落ちしてから5時半過ぎまで一度も目が覚めずに爆睡。
それでも6時前には目が覚めてしまう習慣が怖い。
まだ朝食には全然早いので二度寝しようとしたが無理。
諦めて6時半に起床。

朝食はさすが五つ星ホテル。
和洋中の豪華なバイキング。
今朝は中華と決めて、点心とビーフンのスープを中心に。
デザートのペストリーとカプチーノで締め、満腹。

今朝は9時からJTBの無料ツアー「おはよう台北」なるものに申し込んでいたが、あいにく早朝からの豪雨。
これは散歩ムードには程遠いとツアー担当者の携帯にキャンセルの電話を入れる。
(担当者の携帯に直接電話するところが、なんとも海外現地ツアー)

雨が止むまでしばしホテルの部屋でNetflixでダウンロードしておいたドラマ「不適切にも程がある」を視聴。

一話終わったところで雨が止んだので、昼食がてら外出。
今日は雨上がりにも関わらず蒸し暑さもなく気温22度と肌寒い。

さて、どこへ行こうかと台北駅までぶらぶらと20分ほど歩く。
台北駅地下街は大きいと聞いていたが、まだ早いからなのか田舎のシャッター通り商店街みたいな有様だったので、
そうだ!昨日は乗れなかったMRTに乗って龍山寺へ行こうとMRT乗り場を探す。

ところがこれが予想外に手間取って、標識案内が微妙に迷いそうな個所で「MRT」の文字がなくなり、なんだかんだで30分近く探し歩く。
ここは自力は諦めてTourist Informationに尋ねてすぐ解決。
地下3階まで降りなければいけなかった。

龍山寺は観光客で溢れていて、また真剣にお参りしている参拝者もいてなかなかだった。
お寺の装飾も派手で、日本ではあまり見ないタイプに寺院で異国情緒を満喫できた。
1つ分からなかったのが、石のかけらみたいなものを2つ放り投げてその落ち方?で占っているのか、そんなものが置いてあった。
しばらく見ていたが、あれは何をしているのか皆目分からなかった。

さて、11時半近いので、西門方面へ北上して昼食の店を探そうということで歩き始める。

途中、剝皮寮歴史街区という古い建物と町並みを残したなんていうんだろう、台湾版日光江戸村のミニチュアみたいな通りを見たり、

アイスクリーム店で3球50元のカップアイスを食べ、

秋葉原のようなアニメ看板が広がる西門地区の一角を抜けて、
Youtubeの台湾グルメチャンネルで紹介していた梁山泊小籠湯包に行くが、
本日公休とのこと、残念。

ならば、もう一つの台湾グルメのお目当て牛肉麺を食べに行こうとGoogle Map先生に訊いて北門近くの牛肉麺の店が何店舗か固まっている場所へ歩く。

行ったのは薦豪牛肉面と富宏牛肉麵の2件並びの店。

かなりのローカル店っぽい感じ。
とりあえず右側の富宏牛肉麵に7-8人列をなしていたので並んでいると、どうも隣の店と先客が振り分けられている。
そして、これまで学習してきた
「注文票が配られて、記入して店員に渡して注文」
というマナーとは違う様子だったので、
なんだなんだ、何が起きている?とざわついていたら、
前に並んでいた若い女性がこちらを気にしてくれたのでGoogle翻訳先生で、
「これはどちらに並んでいるんですか?さらに注文の仕方がわかりません」
と尋ねたら、ここは違う店みたいだけどどっちも一緒で空いた方に入るのだと英語で教えてくれる。
なんとイージーな。そのいい加減さに少しおかしくなる。

すぐに順番が来て、3席空いたみたいで、前に並んでいたお姉さんと左側の薦豪牛肉面のテーブルへ相席で案内される。
テーブルに着席するとすぐに店員のおばさんが中国語で注文を取りに来たが、
ここの店は注文票ではないぞ、牛肉麺はなんていうんだ。あ、ビーフヌードルでいいかも、
とまごまごしていると、さっきのお姉さんが間に入って英語で説明してくれる。

牛肉麺がおすすめだけどそれでいいか?サイズは小、中、大の3サイズだが。私はいつも中サイズだ、麺は平べったい刀削麺と細麺があると説明してくれる。

僕と相方で中サイズで刀削麺と細麺をそれぞれオーダーしてもらい、ことなきを得る。
彼女はもう一つの看板メニューの水餃子を注文されていた。

味はあっさりで麺は昔のすいとんのような素朴な感じだけど、懐かしい美味しい味。
高菜と唐辛子ペーストのようなトッピングで味変も出来る。
これで2人で220台湾ドル。
1100円でお釣り。安い。
お姉さんにお礼を言って先に店を出る。

それから一旦ホテルへ帰ろうと思うが、なかなかMRTの駅が見つからない。
(あとでわかったが、Google Mapはバス経路もヒットするのでMRTだけではなかったのです)
仕方ないので台北駅まで歩き、ホテル最寄りの中山駅までMRTに乗って、
(この時もMRT乗り場を探すのに一苦労した)
ホテルへ戻ったのが14時前。

15時半集合の九份ツアーまで1時間程度部屋で休み、
待ち合わせ場所のホテルメトロポリタンプレミア台北までMRTで行く。
ここもJR東日本グループの日系ホテルで、オークラと同じくロビーラウンジは日本人滞在者ばかり。

九份ツアーの担当 はJTB現地スタッフのSenさん
我々がロビーに顔を出すと、では行きましょうか、と言う。
なんと、我々1組だけで出発?かと思い、
ひょっと僕らだけですか?と訊いたら、
いえ違うホテルでもう1組ピックアップするので2組です、と。
それでも少ないけど笑。

それにしても、メトロポリタンプレミア台北でピックアップするのは僕らだけなのだったらホテルオークラまで来てくれればいいのにと内心思ったり。

台北駅至近のホテルでもう1組、20代半ばと思しき娘さんとお母さんの母娘チーム。
九份までは夕刻のラッシュで道も混んでいたので1時間近くかかって到着。
かなり山の上まで登ってきた。

九份では1時間半程度の時間。
細い階段道をどんどん登っていく。
階段坂の両側にはお土産屋が軒を連ねて、まるで伊香保温泉みたいだと思った。
それにしても、今日は涼しかったからよかったが、蒸し暑い夏場だと汗だくになる。
そして中腹まで登ると来ました!九份ツアーガイドで写真で出てくる千と千尋の神隠しのモデルにもなったお茶屋さんの建物。

その前で写真を撮り、お茶屋で台湾風お茶を頂く。
鉄鍋で沸かしたお湯とお猪口のようなカップで頂く中国茶とお茶菓子盛り合わせ。

JTBに連れられてきたので、これもツアー料金に含まれているのかと思ったら、何のことはないお代は我々もち。
何やそれ?笑
お茶屋を出たらまたズンズンと階段坂を登り、

途中パイナップルケーキの店に案内され、試供品を食べたので、せっかくならとそれぞれ一箱ずつ購入して、
まぁこれもJTBあるあるツアーの一環だよなと。

あとは50分自由時間です。
商店街を散策して、食事も済ませて下さいと解散。
商店街といってもお土産屋と観光客向けの台湾料理やスイーツなどの店が並ぶ細い路地が延々と続く。
そして、次々とツアーバスで送り込まれてくる団体客でごった返している。
全くもって観光地化していてかなり興醒め。
九份よ、お前はジブリで魂を売っちゃったのか。。。

そのあとは九份をあとにして十分へ天燈上げ体験へ。
九份と十分と名前は近いが車で30分以上離れている。
山間の貨物線路沿いで、天燈上げ体験の店がある。
ここも完全に観光客向けイベント会場みたい。

赤、黄、紫、など何色かから(それぞれの色でご利益が決まっている)天燈を選ぶ。
JTBツアーは一色だけみたいで、僕と相方チームは健康祈願の赤、母娘チームは金運の黄色を選ぶ。

天燈は4面の紙シートを貼り合わせてあり、2人で2面づつ筆で願い事を書く。
家族健康とかみんな健やかにとか
僕は、赤は還暦の赤、世界平和とか訳分からんことを書いて、
それを組み立てて気球のような形にする。
真ん中の紙束に火をつけると気球の原理で空高く燃え上がった天燈が飛んでいくというもの。

各チームには担当のお兄さんばついて、我々日本人には日本語でピース、ハート、ガッツポーズなどポージングの指示をしながら預けた僕のスマホで祈願を描いた4面と一緒の写真を撮って行く。
最後は火をつけて空高く夜空に飛んでいくところを動画でも撮ってくれる。

完全にシナリオ化された観光エンタメ。
だけど、夜空に天燈が上がって行くシーンは意外にも少し感動してしまった。

どちらも極度に観光化された九份商店街と十分天燈上げツアー、
軍配は十分天燈上げでした。
やっぱり願い事を自分で書くと言う行為がプリミティブな感動を産むんだろうな。

ツアー帰りはホテルではなく松山駅の饒河街夜市で落としてもらい、

夜市グルメを堪能して帰宅したのが21時過ぎ。

2日目はかなり濃い体験をしました!

明日は少しゆっくり起きよう。

〈了〉

台湾旅行記
初日
https://note.com/makoto_kob/n/nc1df5fab9739

3日目
https://note.com/makoto_kob/n/n16c16742c733

最終日
https://note.com/makoto_kob/n/n99822fbd8d05

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