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散髪難民になってしまった

こんにちは、makoto です。

男性の皆さん、髪を切るのは床屋派ですか?美容院派ですか?

ま、どちらでもいいんですけどね。
昔(昭和)は、男子は床屋でしたね。
小学校時代は本当にご近所の床屋さん、理髪店って名乗ってました。
その辺の男性はもれなく皆がそこへ行って髪を切るということになっていて、昔は多分どこの町内にもそんな床屋があったと思う。
ひと月からふた月ごとに行くと、何も言わずに問答無用で刈り上げ君になるのが切ない。

中学生になって、少し色気づいてきて、クラスの女子の目も気になってくると、少し髪を伸ばしたりしたいんだけど、その床屋に通っている限りそんなぜいたくは許されない雰囲気があって、
早くここから抜け出さなきゃ、って毎回思っていたように覚えてる。
結局、友人に教えてもらった違う床屋へ行けたのは、高校に入学してからだったように思う。
そう、それでもやっぱり行くのは床屋、でもちょっとオシャレな感じの店構えで「カットハウス」って名前が付いていた。
理髪店とはやっぱり違うな、って思った。
しかし美容師ではなく理容師なので、髪を切るだけでなく、顔剃りもあるし、シャンプーや肩もみなんかもセットになっている。
美容院とは含まれるサービスが全然違うのが不思議だけど、それぞれ技術を学ぶ学校や免許は違うのは聞いたことがあるけど、お店の開店免許みたいなものも全然違うんだろうな。
美容院では顔剃りしちゃいけないとか、あるんだろうか。

そういえば、妻が結婚式の前に、近所の床屋に顔剃りに行っていた。
「いつも行っている美容院だと顔剃りしてくれないから」って。

***

そういえば、男子も普通に美容院で髪を切るようになったのは時代的にはいつからだろう?
僕が初めて美容院でカットしたのは、35才くらいの時。
妻の知り合いの美容師さんの兄弟(ややこしい)が、当時住んでいた近所にヘアサロンを開店するから行ってみたら?と言われ、
まぁ遠縁でも知り合いなら安心か、と行ったのがきっかけ。
それから、ずっとそこに通っていて、美容院なので色々とヘアスタイルの提案をしてくれる訳で、
ちょっとイメージ変えたいな、とかいうとカラーリングしてみましょうか、と初めて髪を染めたのもその頃。
当時は会社勤めの男性でも軽く染めている人が増えてきたように思う。
そこから別のところに引っ越しても、電車に乗ってふた月に1回くらいはその美容院に通っていた。

床屋にしても、美容院にしても、どこか「ここでいいか」というお店が決まったら、だいたいずっとその店に行って髪を切るんじゃないでしょうか?
僕も、一度決めたら、引っ越しでもしない限りはずっとその店に通っていた。
子供が小さい頃は、一緒に1000円カットに行っていたけど。
まぁ、そこは気に入ったから通うということではなく、単に時間とお金の節約で。
サービスは無いに等しいし、毎回髪を切る人も違うので、必然的に行く1000円カットの店も、毎回違ったりする。
「前回、あそこの兄ちゃん感じ悪かったから、今度はこっちに行こうか」
みたいな。

そういう1000円カット放浪時代は、ほんのわずかな期間で、やはりそういう時は、髪を切るのはプライオリティとしては二の次、なんでもいい。
と思いつつ、落ち着いた感じはなかった。
「あぁ、髪伸びてきたな、今月はどこで切ろうかな、面倒だな」

そう、髪を切る店を変えない理由はたった1つ。
「面倒くさいから」
いつも決まったところに行って、決まったスタイリストさんにお願いしていたら、
「あ、前くらいでいいです」
「じゃぁ、伸びた分くらい切っておきますね」
これで済んでしまう。
後は、最近観た映画の話とか雑談していればいいので、
髪を切りに行くのが億劫じゃなくなる。

***

先日、知らない番号から電話がかかってきた。
電話を取ると、いつも通っていた美容室の知らない男性からだった。
来週に次男の予約が入っているのだけど、担当のNさんが辞めてしまった、他のスタッフで受けたいところだが全部予約で埋まっているので、いったんキャンセルさせてもらっていいか?
そういう話だった。
「Nさんの連絡先って分かりますか?」
「すみません、昨日突然辞めると連絡があって、我々もまだ次にどこへ行くとか全く知らないんです」

「大ニュースや、えらいこっちゃで!」
早速学校から帰宅した次男にも伝える。
彼も8才くらいから10年から一緒の美容院に通っていたから、
マジか!!とショックが大きかったようなのだけど、そこは切り替えも早く次に行く店をさっさと見つけて、新しい店でカットして帰ってきた。
「なかなか、良かったよ。今度からあそこにするわ」
最近は、ホットペッパービューティーとかいうサロンの検索も出来るサイトがあるので、調べるのが簡単だし、そうそう外れない。

ところが、こっちはとにかく新しいところへ行くのが面倒なので、本当に弱ったな、と思っている。
いままで通っていたのは美容院(ヘアサロン)ではあるんだけど、低料金でやってくれるところで、僕のようなおっちゃんも入りやすかったのだけど、
なかなか中年男性が行けそうな美容院というのがない。

若い子はいいんだよ、若い子は。
おっちゃんはなぁ。
最近はベリーショートにするだけなんで、次は床屋にしようかな。
でも、理髪店と美容室とやっぱりカットの仕上がりが違うんだよな、なんでか分からないけど。
本当は来週くらいに行く予定だったのだけど、もうしばらく考えて、
ぎりぎりまで引き伸ばそうか。
いっそのこと、髪を伸ばしてロン毛にするか!
やっぱりそれはあかん。
髪がコシもなくなったし、白髪がだいぶ出てきているし、だいたい頭頂部とか薄くなってきたから、だったらいっそのことめっちゃ短くしてワックスで髪を立たせておけばええやん、とベリーショートにしたんだっけ。

あぁ、こんなことならNさんと連絡先を交換しておけばよかったかなぁ。
女子なら(うちの妻も)そんなことするだろうけど、男性はなかなかそこまではしないよな。
またしばらく安住の地が見つかるまでは散髪難民かあ。
面倒くさいなぁ。

***

今回は行きつけのヘアサロンの担当の人が突然辞めてしまったので、
久しぶりに散髪難民になった話でした。

それでは!


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