子どもたちの聖劇を観て 「はじめに言(ことば)があった」 この聖句をご存じの方も多いと思いますが、これは新約聖書にある有名な『ヨハネによる福音書』の一節です。12月17日(土)に行われた弊園のクリスマス礼拝の聖劇でも、年長児のSくんがこれに続く『ヨハネによる福音書』の言葉を立派に朗読していました。 Sくんだけでなく、聖劇を演じた子どもたちは、自分なりに自分の役を、精一杯演じていました。自分たちで役を決めた責任をもち、各自セリフや歌に乗せた「言葉」を観客に届けるためには
H.A.レイのしかけ絵本 入ったことのある方はご存じかと思いますが、聖救主教会のホールの大きな本棚にはたくさん絵本が並んでいます。 先日ふと、その棚に目をやると、とても懐かしい絵本がありました。H.A.レイの『じぶんでひらく絵本』シリーズ(文化出版局)の4冊です。40年近く前の記憶ですが、私が子どものころにとても気に入っていた絵本。幼稚園時代から小学校に上がっても読んでいたような気がします。 絵柄のよさはもちろんですが、なんと言っても、色合いがとてもきれい。さらに本
人が集うことの楽しさ 10月30日、晴天にも恵まれ、3年ぶりにお客様を招いての「まことバザー」を無事終えることができました。お忙しい中でご協力いただいたバザー委員と保護者有志のみなさま、ご来園いただいたみなさま、本当にありがとうございました。みんなで力を合わせ、また様々な人にご参集いただけ、あのような楽しい時間が過ごせたのだと思います。 準備から大わらわだった行事ラッシュはひと段落。しばらくは日常の園生活となります。 「いつもの大バザーではない」とはいえ、そこは3年ぶ
夏が終わり、10月に入って、まこと保育園もにわかに活気づいてきました。行事ラッシュの10月がやってきたのです。 コロナ禍で雌伏の2年を過ごし、今年からは少しずつ平常時に戻すため、より行事らしく、できる範囲での「参加型」でやってみよう!ということに。 15日に運動会を、30日に法人ぐるみのバザーを予定しています。その間に芋ほり遠足(@千葉県)もはさまっていたりして、子どもたちにとっては、最高の10月です。 子どもたちは楽しそうに運動会の練習にいそしみ、職員は保護者の有志
モモの2章と聞く力 これは、ミヒャエル・エンデの有名な児童文学「モモ」の2章に出てくる、ある男の人がモモと会ったあとに話すセリフです。彼は自分がとるに足らない存在で、いてもいなくてもいっしょ、自分の代わりはいくらでもいる、と思っていました。 それが不思議な少女・モモに話を聞いてもらううちに、上記のように思えてきて、「自分」を取り戻すのです。近所の人たちもこぞってモモを頼り、悩みごとを聞いてもらうためにやってきます。モモはいつでも「同じ場所」でみんなを「待って」います。
8月27日、深川えんみち予定地の旧富岡斎場にて、無事に「暮らしの市場」を終えることができました。 前日まで雨の予報も出ていて心配でしたが、逆に暑さ対策が必要なほどのカンカン照りに。そんな暑さの中でご来場のみなさま、ご出店のみなさま、まことにありがとうございます! 深川えんみちの工事に入る前の隙間を狙っての今回の開催。 マルシェは初の試みでどうなることかと思いましたが、みなさまのお力添えのおかげでいろいろな人が集まる「市場」が出現していました。 私たちにとっても、地域に開か
前回の原稿でも書いたように、まこと保育園の母体は、キリスト教の教会「聖救主教会」です。宗派は「聖公会」。カトリックやプロテスタントと比べると聞き慣れないかもしれませんが、イギリス国教会と呼び方を変えれば、ご存じの人も多いことでしょう。 そのイギリス国教会が世界に広がって、聖公会(アングリカン・チャーチ)と呼ばれるようになりました。立教大学や聖路加病院も「聖公会」の施設です。 聖公会は聖歌を大切にしています。 まこと保育園の子どもたちは、主に朝のお集まりや礼拝で聖歌をうたいま
こんにちは。 東京都江東区にある、(社福)聖救主福祉会 まこと保育園と申します。 私たちまこと保育園のことを、すでにご縁のあるみなさま、そして、これからご縁ができるかもしれないみなさまに向けて発信するため、noteによる発信を思い立ちました。 簡単に自己紹介をします。 まこと保育園は、1979年4月に開園しました。以来43年、深川地域のみなさまに支えていただき、多少のデコボコはありつつも、大過なく歩むことができています。 実は地域と法人の母体となる教会との縁はもっと長く、始