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テレワークするとモチベーションは下がるのか?

今日は診断士一次試験の二日目。本来なら、ここで自分の一次試験の思い出とかを書くべき・・・・・・ですが、いつものように空気を読まず、書きたいことを書きましょう。そして、諸般の事情で、『複業を語る』シリーズは今回はお休みです。その理由は最後に・・・。

私は、ITベンダに勤務しています。皆さん、よくご存じかもしれませんが、ITベンダのお仕事はテレワークと相性がいいです。そして、新型コロナの影響もあって、ここ二年ばかり、テレワークは当たり前になっています。実感ですが、8割以上のメンバがテレワークをしており、月に一度も事務所に出勤しないメンバーもいます。

ただ、最近メンバーと話をしていて、「モチベーションが落ちている・・のかな?」と感じることがあります。特に経験の若いメンバーで自信を無くしたり、「なんでこれをやっているのかわからない」と、いった声を聞くこともあります。

また、気になる調査結果もあります。

パーソル総合研究所が2020年4月に実施した、「新型コロナウイルス対策によるテレワークの影響による緊急調査」では、「仕事への意欲・やる気」、「仕事の満足度」がテレワーク前に比べて低下しているという内容でした。

テレワーク時の課題・不安

同じ調査で、「テレワークしているときの不安」の理由として、「非対面のやりとりは、相手の気持ちがわかりにくく不安」を挙げている方が三割以上いました。

テレワークしているときの不安

非対面コミュニケーションからくる不安感が、仕事への意欲・やる気や満足感を下げている構造が、何となく見えるような気がします。

だからと言って、「テレワークを止めましょう」というつもりはありません。同じ調査になりますが、今後もテレワークを継続して利用したい人の割合は高く、また、働き方の多様化が進む中、便利なツールとして、利用する人は、今後も増えていくでしょう。

我々は、仕事へのモチベーションが下がる可能性があるにも関わらず、テレワークとうまく付き合わないといけないという、非常に難しい局面にいるといえます。

では、どうすれば、その難しい局面を乗り越えられるのでしょうか?

仕事をする上で、モチベーションを高めるのは、以下の三つの場合だと言われています。
①自分の「強み」が発揮できる場合。
②自分の「興味・関心」に沿っている場合。
③自分の「価値観」に合っている場合。

①の強みは、別の言い方をすると、その人の得意なこと。得意なことをした方が、苦手なことをするよりも、当然エネルギーが入りますよね。

②の興味・関心は、その時点で、その人の好きなことや関心のあること。好きなことをやる方が、嫌いなことやるよりは、当然、楽しいしやりがいもあります。

③の価値感は、その人が大切にしている行動の軸や物事に取り組むときの姿勢、考え方のこと。大切にしていることをやった方が、どうでもいいことをやるよりもポジティブなエネルギーが乗りますね。
加えて、一緒に仕事をしている他人の価値観を知ることも、重要です。仕事重視の人なのか、プライベート重視の人なのか、報酬重視の人なのか、仕事の内容重視の人なのか、によっても、仕事の頼み方や受け方も変わってきたりします。

しかしながら、自分の価値観、他人の価値観って意外と知らなかったり、改めて説明するのが難しかったりしますよね。

先日、この「企業内診断士の輪を広げる『楽しい』ブログ」を書いているメンバーと、「価値観ババ抜き」というツールを使って、「自分の価値観」、「他人の価値観」を試しに確認してみました。

「価値観なんて、みんな同じだと思っていたけど、全然違うことがよく分かった」、「自分が考えていたことを、改めて確認する機会になった」、「単純に楽しかった」等々、いろいろなご意見を頂きましたが、皆さん、何かしらの発見をされて帰っていただけたようでした。

ということで、最後に一つ、宣伝を。

そんな「価値観ババ抜き」を使って、大塚商会さんで「理論政策更新研修」を開催させて頂きます。皆さんと一緒に、自分の価値観を確認・共有しながら、モチベーションを上げ、チームの生産性を高める方法を考えたいと思います。

https://www.otsuka-shokai.co.jp/koushin-kenshu/training/2022-online/online-20220917-01.html

「理論政策更新研修」で「ババ抜き」をやるという、かなりチャレンジングな企画ですが、ご興味がありましたら、参加してください。

ということで、今回は「複業を語る」はお休みさせて頂きました。すんません、次からまた、戻ります。

ITベンダに勤務する、中小企業診断士です。得意のITを活かしつつ、常に楽しく前向きに、中小企業の方々と一緒にいろいろ考えていきたいと思っています。