「ソーシャルワーカー」とは?社会福祉士国家試験結果発表1週間前にて

大上段に構えましたが、これについて本気で書くと恐らく本一冊できちゃうレベルの話になってしまいますし、さわり程度にしておきます。

関西福祉大学のHPにわかりやすい解説がありましたので、リンクを貼らせて頂きました。

あと、ソ教連さんのHPも貼らせて頂きました。


↑は丸投げもいいところですが、一応、私は今年社会福祉士の国家試験を受けまして、あと一週間ちょっとで結果が来る予定です。なんだ、もう受かった気でいるのか、と言われてしまうかもしれませんが、福祉職としてやっていく以上、資格の有無に関係なくどこかしらでソーシャルワーク的視点が必要となる場面もあると思いますので、いずれにせよこのことについて考えないといけないなと思っています。

なお、私は社会福祉士になる=ソーシャルワーカーになる、ではなく、支援活動を通してソーシャルワーカーになっていくと考えています。支援施設での立場を対外・対内的に示すために(専門職として雇用されている)社会福祉士など有資格支援者に対して「ソーシャルワーカー」という名称が使われていることがありますが、資格はあくまで社会福祉に関する一定の知識や技能をもっていることの証明であり、支援能力の高さ等を保障するわけではないと思っています。そんなわけで、私は社会の中で支援活動をしてこそソーシャルワーカーになれると思っています(まだなってもいないくせに)

これは、社会福祉士養成の必須科目のスクーリングで教えて下さった先生(社会福祉士)がおっしゃっていた言葉ですが(やや意訳しています)

専門知識をただ利用者さんに伝えればいい、自分が知っている知識や技能をただ使えばいいと思っている人は今すぐやめて下さって結構です。例え、なったとしてもAIにとって代わられるだけです。AIにできなくて、あなたがたができることは『利用者さんの価値に寄り添う』ことです。公的に支援制度があったとしても、それが利用者さんの望む形で運用されなかったとしたらどうなるでしょうか?自分がないがしろにされていると感じるのではないでしょうか。それとも、利用者さんは専門職に従うしかないとでもいうのでしょうか。ここは物知りさんを育てる場所ではありません、専門職としての支援者を育てる場所です。

という言葉が今でも私の中に残っています。

このことから私は、ソーシャルワーカーとは、単なる制度や規則の運用者ではなく、利用者さんの命や権利を守ることを前提に「利用者さんの価値に寄り添い」その中で今ある社会制度を組みわせて支援をオーダーメイドしていく、あるいは新たな社会制度を作るよう運動する役割をもつ人だと思っています。ある種の加工者であり、交渉役でもあり、教育者でもあり、社会運動家でもある、複数の顔をもつ専門職だと思っています。

支援拒否をする利用者さんも中にはいますが、拒否するから支援しないことが利用者さんの価値観に寄り添うこと、ではないと思っています。むしろ、過去の経験や現在の生活状況からそう言わざるを得ない状況に追い込まれてしまっている?と考察し、その背景について調べていく・・・ということが必要であると思っています。

支援理論や技術論ももちろん大切ですが「利用者さんの価値に寄り添う」ことについてもう少し掘り下げてみたいと思っています。

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