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打楽器奏者 新野将之は言った 「僕はスネアドラムのパガニーニになりたい❣」新野将之物語・全3~5話 第3話

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スネアドラムワークスVol.1・・・曲の続き

前奏曲とフーガ(上田素生)(公募作品)・・スネア・ソロ

お客さんの関心は「公募曲って、どんな曲なんだろう」に違いない。しかし私はそうではない(笑)。私自身が公募曲に応募した身であり、一応選ばれたので、こうして演奏会の場に同席させてもらっている。リハーサルなどを通じて、公募で選ばれた3曲がどんな曲か知っている。

新野将之は、今回の「スネアドラムワークスVol.1」を開催するにあたり、スネアソロの曲を、かなり早い時期(7月)から公募した。十数曲の曲が集まり、その中から今回の演奏会に3曲が選ばれ、演奏する事になった。この曲はそのうちの1曲。

上田素生さんは、作曲家。若くして管弦楽作品など、東京交響楽団に演奏してもらったりしている、活躍目覚ましい方だ。ネット上の作品を聴く限り、古典的和声法、管弦楽法にも精通し、美しい音楽を創作する能力をきちんと持っていると同時に、聴く人の意表を突くような現代音楽も書ける方だ。

曲を聴いて、というよりその前に曲名を見てビックリする(笑)。「フーガ」と書いてある💦 フーガ❓スネアドラムソロ曲でフーガ❓こういう発想、なかなかできるものではないと思う。そこが上田素生の独創性なのだろうと思う。まさしく「意表を突く曲」。

実際の音でもこのフーガは特徴的だったと私は思う。フーガでスネアソロ曲を書いてみよ👆と言われたら難しくてそうそう書けるものではないと思う。陰陽度=陽1。古典技法を備えた、きちんとした音楽でした。

そばにあるもの(山田穂乃花)(公募作品)・スネア・ソロ

この曲も、お客さんの関心は「次の公募曲は、どんな曲なんだろう」に違いない。山田穂乃花さん、女性の作曲家、まだ大変お若く、学生さんだそうな・・・と言うより、演奏会後、ネット等を見てみると、どうもこの方は、主たる姿は「マリンバ奏者」のようだ。同時に作曲もすると。そして公募にあたり、新野将之に抱いたイメージは、「海の男」❣

この「海の男」というイメージについては、この記事の最後に、私の感想と絡めて、濃厚な共感記述を載せてあるので、お楽しみに👆

この曲の感想については、新野将之がネット掲載した動画のコメントをそのままここに掲載しようと思い・・・

おおおおおおっ❣❣予想外っ💦💦想定外っ💦💦これは確かに・・・

「これは確かに・・・」の、・・・には何を書こうとしていたかというと、「優秀公募作品に選ばれますね❣」です👆 作曲者はスティックとかマレットに詳しいな、と思って見ていたら、案の定マリンバ奏者だったんですね👆 

十代の純真無垢な女の子が、何の知識もなく、何の画策もなく、ただ純粋に自分の感性の通りに紡いだ音、という感じがして・・・山田穂乃花さんという方は、きっと十代の少女のような瑞々しい感性で生きている方なのだろうと・・・そう、私には「瑞々しい音楽」に聴こえました🎵

陰陽度=陰1。スネアを床に縦置きし、ブラシで繰り出される冒頭の音が、左右に広く広く拡がる潮騒を表現しているに違いない・・・果たしてこの時の浜辺の天気は・・・私の頭に浮かんだ光景は、雨の降りそうな曇り空・・・濡れた光景のほうが似合いそうな音楽に聴こえたのは、私だけだろうか・・・

新野将之の演奏中は、シャッタースピードを上げても、スティックの静止画像を得られない・・・常に超高速で動くスティック❣

タップ・オラトリー(C・カンジェローシ)・・・スネア+電子音

実はこの曲を聴いて私は安心感が得られました。心理的にも物理的にも👆 何故かというと、この演奏会、ここまでは200ヘルツ近辺の重低音がなくて・・・スネアドラムというのはそういう楽器なので仕方ありませんが・💦

プログラム2に、ピアノとのデュオがあるとはいえ、ピアノの低音は、そんなに低周波域を強調する音色ではないので、200ヘルツ近辺の周波数域はそんなに強調されないんですよ。私はどうも、音楽を聴いたり演奏したりする際には、低音~高音までキレイに揃っていると、体感的に満足する体質みたいで・・・💦自動演奏とはいえ、この曲で初めて200ヘルツらへんの音が聴けて、体感的に安心したんです👆

この曲はスネアの実演奏と、音響装置を用いた自動演奏の「合奏」。視覚的に楽しいと同時に、スネアだけでは出せない音色がたくさん聴こえてきて、色彩感豊かだったし、曲調も美しかっし、周波数的にも体感的にも満足❣(^_-)-☆

陰陽度=陽2                                                 

<第2部>

小太鼓ヲダク小太鼓ヲタク小太鼓ヲタタク (川島素晴)・スネア・ソロ(委嘱作品)

んん~~っ💦、すみません💦作者にも演者にも申し訳ないのですが、この作品の感想や評論からは逃げ出させてください💦・・実は私、この種の表現について、感じ取ったり評論したりする術を持ってないんです💦・・・ゴメンナサイ💦

あ、今日もこの後、エピローグあります👆(笑)

新野将之のマダガスカル性(笑)

マダガスカルの新野将之・・固有種ベローシファカと共に・・何故かこのサル君、新野将之を従えているような・・・そしてカメラ目線(笑)

新野将之は日本人・・・日本人のはずである・・・いや、本当は何人なのかは、よく知らない(笑)。いやでも、父上にも母上にも妹御にも会ったことがあるが、家族全員どう見ても日本人であるから、日本人に違いない。

何故、こんなことを気にするかというと、私自身が、自分の出自については疑問を持っているからだ。「私は、本当は何人なのだろう❓」と。

新野将之は、身内の1人がマダガスカルに3年ほど住んでいたことがあり、新野自身も1度マダガスカルに赴いた事がある。上の写真はその時のもの。なんかベローシファカ君がしっかりカメラ目線で「この写真の主役はオレ❣」と言わんばかりの自己主張をしているので(笑)

マダガスカル性と書いたが(笑)、新野将之の音楽を聴いてると、現在の戸籍は日本人でも、遠い祖先は、マダガスカル程遠くはなくても、どこか南の国だったんだろうか、とも思ってしまう。彼の打楽器演奏には、南の国の音楽を感じてしまうのだが、そういう感じ方をしているのは私だけだろうか❓

今回、作品提供の山田穂乃花さんは、新野将之を「海の男のイメージ」と評していたそうだが、私が彼に感じる「南の国」と、どこか共通項を感じる。新野将之の遠い祖先は、南の国の海の男だったかも(笑)・・・選んでいる曲も、陽性の曲が多いし・・・南国の海辺で太陽を浴びる、明るく溌溂とした男が・・・(笑)👆

そう考えて、改めて上の写真を見ると、南の島の国、マダガスカルでサル君が肩に手を当てるこの写真が、妙にしっくりと見えてくるような・・・(笑)

日高市の巾着田・広大な湿原の全てが、写真のように真っ赤な彼岸花に被われている・・・正しく異界の光景・・・新野将之は、このあたりで幼少期を過ごしていた

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