【ヒトコト読書】自分を信じる力/福岡堅樹
【ヒトコト読書】は「ワンフレーズだけでもアウトプットする」をテーマに色んな一冊を紹介する記事です。
↓今回はこちらの本を紹介します。
①この本を読んだ理由。
ボクは今年29歳になり、来年には30代を迎えます。
転職や副業、自分のキャリアについて考える日々。
日本中を感動させてくれたラグビー元日本代表、福岡堅樹さんの医学部合格。
年齢が近いこともあり、このニュースを聞いた際には、「こんなに努力して結果を残す人が居るんだ…!」と勇気をもらいました。
夢を実現させるためのマインド、努力を続けるヒントが得られるかもと思い、今回手に取りました。
②100%を出し続けた先で進化する。
ラグビー日本代表のハードトレーニングは、一般的にも知られていることかもしれません。
ボク達の想像以上に、過酷な鍛錬を続けているのだろうと思います。
福岡さんもそんなハードワークを乗り越えてきた1人。
論理的思考や効率性を高めることに秀でていた福岡さんは当初、「100%を出し切る」トレーニングに馴染むことに苦労されたようです。
厳しい管理下の中、精神的にも追い込まれ続ける環境で取り組んだ「限界を超え続ける」鍛錬。
ボク達には想像も出来ない苦しみだったと思いますが、「100%を出し続けた先で得た実力、自信」が、人々に感動を与える一つの大きな要因だったのだろうと思います。
実力をつけたいならば、思い切って100%を出し続けること。身が引き締まる思いになりました。
また、そんな厳しい環境下ではどうしてもストレスが溜まっていくものです。
自分と聞く相手にとって、「ポジティブな結果に繋がる」ものであれば、グチを言ってストレス発散することも大切なこと。
避けられないストレスとも上手に付き合っていくことが欠かせません。
③何を諦めたら後悔する?
人生の選択にはトレードオフがつきまといます。
何かを選択すれば、何かを失う。
その後の人生を大きく左右する決断をしなければならない時が、誰にでも訪れます。
そんな時、福岡さんが考えることは「何を諦めたら自分は一番後悔するのか」ということ。
「ここで諦めたら一生後悔してしまう」ことは何かを自分で考え、周りの声に流されずに決断することがとても重要。
周りの声に流されてしまった決断は、苦しい場面で他人のせいにしてしまう可能性が高く、そんな失敗はいつまでも後悔が残ります。
自分で考えて、決断すること。
そして決断し、手放した選択肢は「諦めた」というよりも、「新しい目標が見つかった」と前向きに捉えることで、自分を信じる力が身につきます。
④複数の目標で心のバランスを保つ。
家庭の安定が仕事のパフォーマンスを支える、そんな状況はよく見られるものです。
目標や夢を持つことは大切ですが、目先の一つに捉われず、「自分の人生において大切なこと」をしっかり理解しておく。
「一つのことをやり続ける」ことが美徳とされがちな日本の社会。
本気で取り組むこと、一つに絞る必要は決してありません。
複数の目標やセカンドキャリア、自分の人生は自分で選択し、二兎とは言わず三兎でも追っていいのです。
福岡さんのラグビーと医学部受験、大谷翔平選手の投手と野手など、本当に高いレベルで「二刀流」を実践してくれている方々が現代にいます。
「やりたいことは全部やっていい」というモデルケースがあることで、ボク達も固定概念を崩して生きていくことに、挑戦しやすくなっているのかもしれませんね。
⑤ボクの個人的な感想。
メディアで取り上げられる著名人のニュースを聞くと「自分にも才能があれば…」と思いがちです。
しかしこのように書籍などでその方が辿ってきた人生を知ると、想像を絶する努力を重ねておられることをヒシヒシと感じます。
同じ時代に、自分の力で未来を切り拓くお手本がいること。
ボク達サラリーマンにとっても、理想の人生に向かっていく原動力になりますね☺️
最後までお読み頂きありがとうございました。次回の記事もぜひご覧ください。