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ケアマネになってみた!➀ブラックな幕開け

はい。いきなり衝撃的なサブタイトルなのですが…

ケアマネを取得を事務局長に報告した際に…
「ウチには取得者がたくさん居るからいつケアマネになれるか分からない。もしかしたら、なれないかもしれない」と現実を突きつけられ…
初めての転職活動をすることに。
自宅から通いやすい居宅介護支援事業所を見つけ、応募、面接に向かうと
アッサリ採用。

年度初めの4月からケアマネとしてのスタートが始まりました。

どんな利用者さんなんだろう、どんなサービスを使いながら毎日の生活を
送っているんだろう…職場の人とうまくいくかな…など。
不安とやる気がまじりあう気持ちで出社したのを覚えています。

社長(責任者)50代男性
パート勤務  40代女性
私 (初心者)
応募時にはもう少し人数が居たので(確か5人と表記がありました)
全社員が3人だったことにもビックリでしたが、色々なことが
あいまいで…どんぶり勘定で…カルチャーショックの連続でした。

業務外の掃除をするのも仕事に含まれていて、トイレ掃除や掃除機掛け、
机拭き等をするのは、自分も使うからいいと思っていました。
ただ、社長の機嫌が悪いといつもと同じように行っていても、
文句をいわれます。「トイレの便器の中の水が飲めるくらいきれいに掃除しろ」と言われたことは、驚愕でした。
どんなに掃除を念入りにしても、きっと飲めませんし、飲みません。
あと、生理用品などを入れたポーチも勝手に開けられていたこともあり、
ホント…気持ち悪かったです。

えぇ。ハラスメントです。モラハラ&セクハラです。明らかに。

肝心の業務はと言うと…
1か月経っても、2か月経っても、利用者のもとに行く気配もなく、
引継ぎが無いのです。社長とパートの先輩はしょっちゅう外出していたので、私は電話番やら簡単な事務仕事をしているだけでした。

ケアマネの業務には、モニタリングといってサービスが適切に提供されているか、現在のサービス内容で生活が遅れているかどうかをチェックする役割があるのですが、「月に1度以上、居宅等を訪問して実施する」ことが義務となっているのです。

あれ?利用者は20人とかって聞いていたのに…どうしたんだろう?と思い、
意を決して、パートの先輩に尋ねると…
「ここは、ブラックだからね。研修で学んだやり方じゃないと思うよ。
私は期間限定で割り切っているからいいけど、ケアマネとして仕事を続けるなら考えたほうがいいよ」と言われ、軽くショックでした。

その数日後に、社長の運転で先輩と私も一緒に、利用者のところに行くことになりました。向かった先は、高速で1時間以上離れた他県の高齢者サービス付住宅。
ここで暮らしている利用者の方は、提携先の通所介護や訪問介護を利用しています。フロアでくつろいでいるところを訪問したので、お名前をお聞きして挨拶をしていると、社長が、気が狂ったように怒りだして、
「何やってるの?いいからこっちに来て!」と呼びつけられました。

え?と思って社長の元へ行くと、廊下に呼び出され、
「余計な事しないでくれる。話かけなくていいから」とまさかの発言。
持ってきたサービス利用表に本人確認の印をもらうのですが、
「事務机にあるから早く押せ」との指示でした。
パートの先輩と一緒に、50~60名分の利用票に、それぞれの利用者の印を探し、どんどん押していきました。
押し終わったことを社長に報告すると「じゃ、帰ろう」と言って、帰路に。

私は担当している利用者さんが誰かも分からずに、勝手に私の名前で、
ケアプランも利用票も作成されていることに恐ろしさを感じました。
明らかに法令遵守したやり方でない、ヤバイ。と思った帰り道。
「誰かにこの状況を知ってもらって、客観的な判断を聞きたい」と
考えがまとまりました。

翌日は仕事を休み、実務者研修のときにお世話になったベテランケアマネさんに電話をして、状況を聞いてもらいました。
「まころんさんは、もう、どうしたいか決めてるんだよね?」
…はい。きちんとケアマネの仕事をしたいのでやめようと思います。
「それが答えだと思うよ。市内の連絡会でもその事業所は、あまりいい話を聞かないから、早く身を引いて、しっかりとした事業所に行ったほうが良いと思う。最終的に決めるのはまころんさんだけどね」と言ってくれました。転職前に教えてくださいよーと思わず言ってしまいました💦
ついでに、県の監査室に連絡を入れたほうがいいですかね?と尋ねると
「そこまでやって恨みを買って辞めるのはリスクがあるし、まころんさんの名前でも計画書が作られているから、関与していると思われて、
 最悪の場合、資格はく奪になっちゃうかもしれない」との話に、
『一刻も早く辞めよう』と心が決まりました。

‥‥しかし、すんなり辞められたわけではありませんでした。
長くなったので、②へ続く… 


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