オリーブ百景 01.ほぼ日手帳
みなさんは手帳、お好きですか?
何かお気に入りの手帳ってお持ちでしょうか?
私自身は数年前からこの「ほぼ日手帳」を愛用しています。ちょっぴり割高で、分厚くて、時に毎日書き続けることに疲れを覚えることすらあるのに、です。
手帳の使い方は一人一人、違いますよね。
また、月日が経つにつれて、使い方に変化も出てくることでしょう。
私もその一人で、手帳の使い方は年月とともに変化してきました。
そしてその変化に合わせて、選ぶ手帳のタイプも変わったのです。
以前はどことなく心身疲れていたのか、あまりたくさん書ける方ではありませんでした。1日を終えた時点でもはや力が残っておらず、その日を振り返ることすら面倒という日々。
でもどういうわけか、今年の初めくらいから、自分が感じたことや学んだことを「言葉」にしたい気持ちになってきたのです。
そして、その受け皿として選んだのがこの「ほぼ日手帳」。
人はそれぞれ、その日その日にいろんな経験をして、いろんな感情を抱いていると思うんです。その中のある日には嫌なことを経験してモヤモヤすることもあるでしょう。そのモヤっとしたものをそのまま心の中に留めてしまうんじゃなくて、ちゃんと言語化して、言葉として書き留めることができたなら。。。
それはまるでパンパンに張り詰めたボールのような心に、プスっと針を刺してプシューっと空気を抜くような、ちょっとホッとできる瞬間を1日の終わりに持てたら、きっとずいぶん生きやすくなるんじゃないか。。。
でもそのためにはそれなりのエネルギーが要ります。昔はそのエネルギーがなかったわけです。
だからこそこの心境の変化は正直嬉しかった。
元々手帳は大好きでした。でも以前はたくさん書けないゆえに、ボリュームたっぷりの1日1ページタイプは続かず、ウィークリータイプの「ほぼ日weeks」を使ってたんです。
この「ほぼ日weeks」も、とってもいい手帳。気に入ってました。でも、1日1ページの手帳は一種の憧れのような大きな存在で、なんだかキラキラして見えていたんですよ。(大げさですか?)
それで今年の初め、1月半ばくらいに、文庫本サイズの「ほぼ日手帳オリジナル」を追加購入して使い始めてみたわけです。
それから約一年経ち、今、手元に2022年度の「ほぼ日手帳オリジナル」があります。改めてパラパラめくってみる…。すると、いろんな言葉が目に飛び込んできました。
「まあ、いいか、を口グセにしよう」
「〇〇と言われてモヤモヤした…」
「ツバメのひなが4匹いる巣を見つけてほっこりした」
そこには忘れていた学びや、いろんなことを感じていた私がいました。もし記録していなかったら、とうの昔に忘却の彼方にあった出来事。大した出来事ではないかも知れない。でも、その一つ一つの出来事の積み重ねの上に、今の自分がいる。そう考えると、一ページ一ページがとても愛おしく、大切なものに映ります。
さて、今年の手帳に選んだのはやはり「ほぼ日手帳」。
ですが、昨年とはタイプが異なります。
1冊目は「ほぼ日手帳カズン」。オリジナルサイズの約2倍の大きさの紙面で1日1ページタイプの手帳です。つまり、1日の記録としてA5サイズの紙面の余裕があることになります。
実は今年の終わり頃くらいから、オリジナルサイズでは書ききれないことが増えてきており、物足りなくなってきていたんです。それで思い切って2023年度はカズンに挑戦してみました。全部埋められない日もきっとあることでしょう。それでもいいんです。受け皿は大きい方がいいに決まっていますから。
これには、日々感じたことや学び、読んで心に残った言葉などを書き残していこうと思っています。普段持ち歩くには重いので、基本はお家に据え置いて、夜静かな時間に自分と語り合う時間のお供になる予定。
この手帳が一年を通して私と語り合ってくれる相棒のような存在、そして時に過去の自分から未来の自分への申し送りのような存在になってくれることを願いつつ。。。
2冊目は今年新発売のタイプを選んでみました。その名も「ほぼ日手帳HON」。これは、中身はオリジナルサイズのタイプと同じなのですが、硬表紙の本のような装丁になっているため、カバーをつけずにそのまま使えるのが特徴。まるでお気に入りの本を毎日持ち歩いているかのような気分になれそうです。
こちらはこれまで「ほぼ日weeks」で使っていたような使い方をそのままスライドさせてみようかな、と。基本持ち歩いて、仕事の記録、セミナーや会合などのノートを取るのに活躍してくれそうです。
こうした「受け皿としての手帳」は、日々の思考をしっかり受け止めてくれる。
そして、そうしてため置かれた言葉はやがて力を発揮し、未来の私をきっと救う。
愛読している聖書の言葉です。
言葉には力がある。
本当にそう思います。
来年も一年を通して、自分を磨き、力づける言葉をたくさん探し、書き留めたい。
そして、自分を分析し、さらに成長したい。
この大好きな「ほぼ日手帳」がそのためにそばにいてくれる、そんな小さな小さな幸せを、改めて感じている、今日この頃でした。
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