【朗読】キミじゃなきゃ【ひとり声劇】

☆所要時間：2分
☆人数 ：1人用

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こんなに広い世界の中で

どうして キミに出逢えたのかな

こんなにたくさんの人がいる世界なのに

どうして キミじゃなきゃダメなのかな

ボクは、キミじゃなくてもいい理由を探し始める。

空の青を見て

そよぐ木の葉に風を感じて

冷たい雨に濡れて

花びらから零（こぼ）れる雫（しずく）を見て

芽吹いた緑に触れて

開（ひら）けた浜辺で
膝（ひざ）をつく

痛い
痛いんだ

何を見ても キミに通じてしまうんだ

キミじゃなくてもいい理由を考えるほどに

嬉しかった言葉

もらった優しさ

拭（ぬぐ）ってもらった涙

全部全部

思い出してしまうから

忘れてしまおうと決めても

キミを求めている自分に憚（はばか）られてしまうんだ

居たい
居たいよ

キミの1番大事な人になれなくていい

いつもキミの傍（かたわら）に
居られなくてもいい

だけど

だから

今だけのお願い

ボクじゃなきゃダメだって
言って、抱きしめて。

End

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〜マコのひとりごと〜

キミと見た景色ではないのに
どうしてキミを想ってしまうのだろう

何を見ても
何を食べても
何を聴いても

ボクの思考の中継点には
必ずキミがいたんだ