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【詩】帰る色

恨(うら)みなど
妬(ねた)みなど
決して近寄らせない

屈辱(くつじょく)など
笑い蹴飛ばしてやろう


あなただけが
知っていてくれたなら
それでいい

ぼくの
流れる赤も
零(こぼ)れる 青も
淀(よど)む 黒も

ぜんぶぜんぶ
包み込んで
白に戻してくれる


あなたは

ぼくの心が
帰る場所

ぼくに帰る
命の休息所


End



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