おススメ本『1分で伝える力 / 中谷彰宏 著』
このような「伝え方」の指南書は、書店のビジネスコーナーでは見ない時はない、というくらい、多くのビジネスパーソンに読まれているようだ。
ビジネスパーソンではない自分がこの本を読もうと思ったきっかけは、日ごろの自分の話し方が大嫌いだったから。
仕事では、塾で生徒に説明する時、プライベートでは友人やサークル活動の仲間と話をするときでさえ、うまく伝わっていない気がして、さらに説明を加え、結果ダラダラ話し過ぎて、自分はもちろん、相手も疲れさせてしまったのではないか、といつも自己嫌悪に陥る。
ひどい時は、話しているうちに、自分自身何を言いたいのかわからなくなってくる。結論が無いまま終わったりして・・・。
さて、この本はタイトル通り、「1分で伝える」様々な方法を伝授してくれている。
同じような「伝え方」に関する本は他にもいくつか読んできたが、帯に書いている、この本のコンセプトが自分の目を引いた。
そうだ。
伝わる話し方をする本当の目的は、「要点をまとめて簡潔に伝えること」ではない。
「人を動かす」ことだ。しかも、「今すぐ」に!
自分の話を聞いて、「すぐにやってみたい!」と、相手に行動を起こさせることが最終ゴールだ。
それが明確になると、今まで自分は正反対のことをしていたことに気づく。
「ここはちょっと難しいかもしれないけど、大切だから覚えてね」
塾では生徒に毎回のように言っていた。
友人に何かアドバイスをする時は、自分の経験談から事細かに説明していた。
なんてこった!!
この本は、表現力を磨いて魅力的な話し方をする方法ではなく、とにかく、人が「すぐにやってみたい!」と思わせる伝え方を余すことなく教えてくれている。
だから、自分も今日からすぐに試してみたくてウズウズしている。
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