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断想:栗鼠殺してんじゃねえよ


わたくしの作文を読んでくださってるみなさんって、だいたい同じ世代でしょう?まさかZ世代いないよね?いてくれたらそれは嬉しいし、別にいなくてもいいんだけど。

リスキリングって言葉、最近よく耳にしますね。いかがですか?


駅の看板とかにありそう


リスキリングの是非はこの際どうでもいいんですわたくしは。

人生はいくつになっても勉強勉強また勉強、焼肉焼いても家焼くな、ですからね、その教義にはわたくしはおおいに賛同します。

でもさあ、栗鼠殺してんじゃねえよ。って思いません?

re-skilling、わかりやすいですね。スキルを再び手に入れるみたいな意味合いのカタカナ語として使われているようなんです。

ただね、どうしても森の中に息を殺して潜んで、そんで目当てのどんぐり坊主がちょこちょこやってきたら吹き矢かなんかで仕留めてね。そういう映像を思い浮かべてしまいませんか?

リスキリングってカタカナが悪いのよ。そもそも鋭利な語感であるのに加えて、まだ慣れていないのよ。まるで口内炎があるのに、衣あつあつさくさくの海老フライをほおばるときのような感覚。あぁいたぁーい!でしょ?

まだわたくしたちの目が、「リスキリング」っていう言葉を視覚的にウケつけられないんです。もうしばらくしたら慣れるんでしょうけどね。学び直しとかいえばいいんですよね。相変わらずカタカナ好きだね倭民族は。

海老フライで思い出しましたけど、エビデンス。これはようやく日本で市民権を得ましたね。みんな慣れるまではあの甲殻類のこと思い浮かべてたでしょ?そんで太鼓持ちみたいなへこへこしたキャラクターが、「おいら海老でやんす」みたいなこと言っててさ、そんなふうに想起してたわけでしょ?いまじゃおいら海老でやんす君は立派に新橋でサラリーマンやっていますよ。異論反論オブジェクションって(古)。

何が言いたいかというと。

いまさらカタカナ語の流入にケチつけようったって意味ないのでやめておきます。

ただただ、リスキリングとかいう単語が新語的に最近よく使われるのを目にして、そのおめめがあいたたた!ってゆっているのをほうっておけなかったというわけなんです。

最初のバナーはあくまでイメージですけど、なんだろう、言語的に鈍い人(さっきの例えで言ったら口内炎なのに衣あつあつさくさく海老フライを平気で口のなかにほうりこめる人)って、こういうバナー作って、見る方のやる気を視覚から混乱させ、やる気を失せさせていませんかねっていうはなし。わざとやってるならいいのよ。ティザー広告っていう用語があるんだから。

そうじゃなくて、無意識下に、口内炎に気づかない層のクリエイターさんが解き放つ、栗鼠殺してそうなとげとげしいリスキリングとかいう言葉には、どうにも抵抗があるんですよね。


メインの「リスキリング」を青くして細いフォントに


ほらどうですか?シャープな印象は残しつつ、なんだか口当たりがよくなっていませんかね?そうね烏賊刺しみたいなイメージ?こっちのほうが食べやすいでしょ?(ナマモノ苦手とかそういうのはいいの)

まとめます。


1.馴染みない言葉をデーンってやると抵抗感しかなくて、視覚的にも聴覚的にも妙なイメージがつくから、あんまり混乱させないでほしい

2.それをわざとやっているならあっぱれだけど、そうでいないならば、そのクリエイターは幼稚園から出直したほうがいい

3.リスキリングというか、しぬまで学ぶべきだと思うよ

4.ゆとり文学(大日本末期文学)で学ぶのもひとつの手段、わるくないよね

の4点でしょうか。


みなさんも人生残り何十年か知りませんが、一緒に手を取り合いがんばっていきましょう。保険の見直しなどもどうぞ。


※タイトルが物騒なので、ヘッダーはめずらしく自分の撮影。数年前にアメリカはワシントンDCのホワイトハウスの裏手で撮りました。←すげえや。























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