見出し画像

化学プラントオペレーターに求められる能力

必須

◎体力
化学プラントオペレーターの現場作業は動き回ることが多い。
タンクや塔・槽の点検時はサル梯子の昇降があるし、階段の上り下りも頻繁にある。
天候に関係なく、暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も。
現場作業員以外の仕事(ボードマン、コントロールマン、日勤スタッフ、管理職等)になれば別だが、それでも基礎体力があるに越したことはない。

◎コミュニケーション能力
「コミュニケーション能力=話せなければいけない」というのは間違い。
そりゃトークが上手かったり世渡り上手に越したことはないが、個人的には「いかに相手の気持ちを読めるか」が大切だと思う。
例えば自分が叱られている時に、なぜ相手は叱っているのか、何を伝えようとしているのかといったことを考える。
口うるさく言われると誰だって嫌な気分になるけど、そこには愛があるのかもしれない。
特に男性は自分の気持ちを伝えるのが下手なので、対人関係で誤解が生まれやすいと思う。

◎危険予知能力
学生の人や、現場仕事を経験していない人には聞きなれない言葉かもしれないが、化学プラントには危険がたくさんある。
化学プラントオペレーターには、「これをしたらこうなるかもしれないから危険だな」とイメージできる能力が求められる。

◎PC操作(初級)
メール、エクセルの基本的な使い方はマスターしておくこと。
ちなみに当社はMicrosoft officeユーザー。

◎数学知識
基本的な四則演算ぐらいはできないとやっていけない。

あると良い

◎化学工学、機械工学の知識
現場オペレーターの新人で上記の知識に精通していると「おっ、コイツできる…!」と思われること間違いなし。
化学工学においては突き詰めていくとキリがないが、機械工学においては特に熱・流体・制御の分野の知識が求められる。
ちなみにこれらの知識は職場で上位を目指す者にとっては必須となる。

◎PC操作(上級)
難しいExcelの関数・グラフ作成・マクロや、PowerPointが使いこなせると職場のヒーローになれるでしょう。

◎知識欲
化学プラントで働いていると、学ぶことが実にたくさんあると感じる。
それを楽しいと思えるか、それとも苦痛に感じるか。
これは、どれぐらいこの仕事に対して興味があるか・好奇心があるか、といったことに繋がるのかな。

以上、とりあえず思いつくものを列挙してみた。
他にもリーダーシップや改善点発見力などもあるけど、これはどんな仕事にも共通している事だと思うので今回は省いた。

いいなと思ったら応援しよう!