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化学プラントオペレーターの良いところ、悪いところ

本記事では、私が思う化学プラントオペレーターという職業の良いところ、悪いところについて解説する。

良いところ

インフラ産業である
化学プラントでは、身の回りにある生活用品や様々な生活必需品の原料となるものを生産している。
そういう部分でやりがいを感じながら働くことができると思うし、企業生命も長い。

給与水準が高い
化学プラントオペレーターは、世間一般のサラリーマンと比べて給与水準が高い。
私の肌感覚では、平均年収より100~200万円ほど高いように思う。
上記に加え、交替勤務だと交替勤務手当や夜勤手当があるので更に年収は上がる。

大企業が多い
化学プラントには、東証一部に上場しているような大企業が多い。
私の会社も一部上場企業であるが、やはり多くの場面でメリットを感じることが多い。

福利厚生が充実している
大手企業が多いだけあって、雇用保険や健康保険などの各種保険、住宅手当や家族手当などの各種手当が充実している。
独身寮や社宅、保養所なども用意されている。

労働組合の存在
会社の労働組合が、働く上での会社に対する意見を従業員から集め、まとめた上で会社と協議・解決に向け頑張ってくれる。

悪いところ

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職場によっては、俗に言う「臭い、汚い、きつい」ところもある。

危険な仕事
化学プラントでは可燃物や、人体に有害な物質を日常的に取り扱う。
また、高所での作業や回転機などもあり、常に危険と隣り合わせの仕事といっても過言ではない。
まぁこれらは工場現場作業特有の危険因子であるが、実際に回転機に挟まれて手足の一部が無くなったり、顔に火傷を負ってしまった人を私は知っている。

身体的、精神的な負担が大きい
職場によっては重い物を持ち運んだり、所狭しに動き回る作業がある。
外仕事なので、どんなに悪天候でもやることは変わらない。
もちろん、真夏のクソ暑い時期でも重い物を持って、汗ダラダラのヒーヒー言いながら仕事をする。
夜勤をしていれば、眠くてしょうがない中でも当たり前に作業はあるし、かつその状態でも正確な業務が要求される。
精神的な部分で言うと、閉鎖的な場所にあるケースが多い、基本的に24時間年中無休操業なので「装置を止めてはいけない」という独特のプレッシャーがある、などがある。
装置を止めると、下流ユーザーへの影響や会社の損失にも繋がってしまうのだ。
止めざるを得ない、という場合もあるが。

まとめ

キツい仕事ほど給料が高くなる傾向があるが、化学プラントオペレーターはまさにその言葉通りの職業かもしれない。
仕事は仕事、と上手く割り切れる人には向いていると思う。

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